温泉地を巡る「湯けむり路線」
群馬県の秘境「嬬恋村」へと続く
ローカル線で鉄道旅に出かけよう!
こんにちは!雨男です!
いつも「雨男が行く鉄道旅」を
読んでくださりありがとうございます(^^)
今回は群馬県のローカル線、
JR東日本「吾妻線」を紹介します!
●JR吾妻線について
吾妻線は群馬県渋川市「渋川駅」から、
吾妻郡嬬恋(つまごい)村「大前駅」に至る
JR東日本の鉄道路線です!
渋川駅より群馬県西部へと
吾妻川に沿って進む吾妻線沿線には、
「草津温泉」や「四万温泉」等の
群馬県を代表する数多くの温泉地が存在し
首都圏から温泉地を結ぶ
特急列車も毎日運行されています!
特急「草津・四万」E257系
そんな温泉街道である吾妻線では、
吾妻川と緑豊かな車窓風景が広がります!
それではさっそく、
吾妻線の普通列車に乗車して
群馬県の奥地を巡る鉄道旅をしましょう!
鉄道旅に出かけよう!
~群馬県「JR吾妻線」~
今回の鉄道旅は
JR新前橋駅より「万座・鹿沢口」行きの
普通列車に乗車して始まります!
JR吾妻線「211系」 新前橋駅
それでは新前橋駅から
吾妻線の入口となる「渋川駅」へ、
まずはJR上越線を進みましょう(^^)
●赤城山を眺めて渋川駅へ!
新前橋駅を出発した列車は
渋川駅までJR上越線を進みます!
車窓には「上毛三山」の1つである、
「赤城山」の雄大な景色が広がります!
SUNTORY 榛名工場のトリックアート
途中でレア車両とすれ違いました!
「キヤE195系(レール輸送車)」
JR渋川駅
渋川駅は伊香保温泉の最寄り駅です!
●渋川駅から「吾妻線」へ!
JR渋川駅から上越線と分岐して、
列車は「吾妻線」へと進みます!
次第に赤城山も遠退いていきます!
最初の停車駅「金島駅」からの風景
上越新幹線 高架橋
群馬県の珍風景「第一吾妻川橋梁」
祖母島(うばしま)駅の先で
「第一吾妻川橋梁」を渡ります!
列車に乗車しながら渡ると、
綺麗な吾妻川に注目して
おそらく気づくことはありませんが、
窓の下を眺めると
「第一吾妻川橋梁」と並行するように
小さな「歩道」が併設されています!
実はこの歩道こそ、知る人ぞ知る
群馬県の隠れた「名スポット」です!
この歩道を歩いていると、
なんと僅か「1m横」を列車が通り抜け、
まさに危機一髪という体験ができます(^^)
列車から見る「第一吾妻川橋梁と歩道」
あまりにも線路に近いという事で
「電車を大迫力で見れる場所」として
メディア等で紹介された事もありました!
今回は車窓からの風景となりますが、
祖母島駅から「徒歩5分程」で行けるそう
なので興味のある方はぜひ(^^)
それでは再び吾妻線を進みます!
第一吾妻川橋梁を渡ると、
吾妻線の自然溢れる風景が始まります!
●吾妻川と緑豊かな大自然
「第一吾妻川橋梁」を過ぎると、
吾妻川と緑豊かな大自然の風景を
車窓から眺めることができます(^^)
「小野上駅→中之条駅」の風景
小野上駅にて
吾妻川
古き良き「日本の原風景」が続きます!
四万・沢渡温泉の玄関口「中之条駅」
線路はまだまだ続きます!
「中之条駅→岩島駅」の風景
●吾妻線「新線」と「旧線」
岩島駅より長野原草津口駅までは、
かつて美しい「吾妻峡」に線路があった
旧線時代があります!
旧線となる線路は
「吾妻峡」の中に線路が敷かれており、
車窓から絶景を楽しむことができましたが
「八ッ場ダム」の建設工事によって
「川原湯温泉駅」を含めた
一部区間がダムの水没範囲となり、
2014年に吾妻峡を通る旧ルートから、
「トンネル」が主体となる
現在の新線へと切り替えられました!
「岩島駅→川原湯温泉駅」
岩島駅を出発すると、
国道から左に伸びる道路に沿うように
旧線は吾妻峡へと続いていました。
トンネルが主体の新線は
この先、長いトンネルが続きます!
川原湯温泉駅
この「川原湯温泉駅」も
ダム建設により旧駅から約70m程高い
現在の場所へと移転されました。
移転後、役目を終えた旧駅は
今はダム湖の底で静かに眠っています。
右側に見える「白い橋」の下に
旧線時代の「川原湯温泉駅」がありました
川原湯温泉駅→長野原草津口駅
川原湯温泉駅を出発後は、
再び長いトンネルを進みます!
このトンネルを抜けると吾妻川を渡り、
旧線の線路と合流するように
「長野原草津口駅」に到着します!
吾妻川
旧吾妻線の線路
旧線(左)と新線(右) 長野原草津口駅より
●草津温泉の玄関口「長野原草津口駅」
新前橋駅から約1時間10分、
吾妻川と美しい自然が広がる
「長野原草津口駅」に到着します!
この長野原草津口駅には
上野駅から特急「四万・草津」号で
約2時間20分で行くことができます!
また、バスの乗車時間も含めると、
首都圏から「草津温泉」までは
約3時間程で行くことができるので、
名湯「草津温泉」の玄関口となる、
この長野原草津口駅には
休日にはたくさんの観光客が訪れます♨️
特急列車(E257系)と普通列車(211系)
ここまで来たのであれば、
間違いなく「草津温泉」に行く所ですが
今回の目的はあくまで鉄道旅です 笑
草津温泉の風景を想像しながら、
終点の「万座・鹿沢口駅」に向けて
再び吾妻線を進みましょう!
ちなみに2024年現在、全ての特急列車は
「長野原草津口駅」までとなるので、
長野原草津口より先は、
普通列車のみでしか行くことができない
吾妻線の「秘境区間」となりますよ(^^)
●群馬県の秘境「嬬恋村」へ!
長野原草津口駅→万座・鹿沢口駅の風景
途中、羽根尾駅を過ぎると「嬬恋村」へ!
吾妻川に沿って建物が見えてくると、
終点「万座・鹿沢口駅」に到着します!
●嬬恋村「万座・鹿沢口駅」
新前橋駅から約1時間30分
群馬県の秘境「嬬恋村」にある、
「万座・鹿沢口駅」に到着します!
駅前には吾妻川が流れており、
橋の上から秘境「嬬恋村」の美しい風景を
眺めることができます!
吾妻川と嬬恋村の風景
運行本数は1時間に1本程度なので、
列車の折り返し時間には要注意です(^o^;)
吾妻線「本当の終点」
今回は「万座・鹿沢口駅」までの紹介と
なりますが、吾妻線の「本当の終点」は
一駅先にある「大前駅」です!
大前駅に向かう列車は、
1日わずか「4本」しか運行されず、
この線路の先にある
「大前駅」こそガチの秘境駅となります!
今回は残念ながら、
時間の都合により到達できませんでした。
今後、いつか訪れる機会があれば、
大前駅の写真を追加しますね(^^)
「万座・鹿沢口駅」の秘密
それでは最後に、
「万座・鹿沢口駅」の秘密を紹介して
今回の鉄道旅を終えようと思います!
この「万座・鹿沢口駅」には
JR全駅で唯一となる特徴があります!
さて、どんな特徴なのか分かりますか??
この駅名がヒントです!
正解は、
駅名にある「・」です!
実はJRの駅名に「・」が付く駅は、
日本国内にあるJR約4500駅の中でも
この「万座・鹿沢口駅」だけです(^^)
JRの駅名板に
「・」が付く光景を見るために
「嬬恋村」へ行くしかありませんね(^^)
ちなみに余談ですが、
嬬恋村の特産物は「キャベツ」で、
村のキャラクターにもなっていますよ!
●最後に
群馬県「嬬恋村」へと続く、
吾妻線の鉄道旅はいかがでしたか??
初めて吾妻線に乗車しましたが、
群馬県の名に恥じないような
緑溢れる自然豊かなローカル線でした(^^)
特急列車も毎日運行されているので、
関東にお住まいの方は
「日帰り鉄道旅」も可能な路線ですよ!
また、吾妻線の沿線には
有名な温泉地がたくさんあり、
休日を中心に観光客が多い路線ですが、
沿線には有名な温泉地だけでなく、
「吾妻峡」や「八ッ場ダム」といった
魅力的な観光地も存在します!
特に廃線となった「旧線」では、
今はもう吾妻峡の美しい風景を
車窓から眺めることはできませんが、
日本で一番短いトンネルとして知られた
「樽沢トンネル(7.2m)」等の水没を免れた
線路は今でも残されています(^^)
その他、残された線路の一部は
「自転車型トロッコ」として活用され、
今では線路の上を走る自転車乗って
サイクリング感覚で「吾妻峡の風景」を
楽しむことも可能ですよ!
ちなみに、、
個人的なオススメ場所は
祖母島駅にある「第一吾妻川橋梁」の
真横にある歩道です!
言葉では伝わらないですが、
本当に電車が衝突ギリギリの距離で
真横を通過する面白い場所です!
吾妻線の鉄道旅において
唯一の心残りと言っていい場所なので、
このブログを読み終わった後、
ぜひとも「第一吾妻川橋梁」を検索して
驚愕の光景を見てくださいね!
今まで知らなかった場所へ、
そして群馬県の「新たな魅力」を探しに、
日本の原風景が広がる吾妻線で
皆さんも鉄道旅に出かけましょう(^^)
今回の鉄道旅はこれにて終了です!
また、群馬県の鉄道旅行で訪れた
鉄道旅ブログも今回で完結となります!
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました(^^)
今後のブログの投稿予定ですが、
関西の「とある駅」を紹介するブログを
今月中に1つ投稿する予定です!
その後は「青春18きっぷ」を使用して、
秘境駅や鉄道旅にオススメの路線へと
鉄道旅へ行く予定となります!
仕事の都合によって
毎週ブログを更新できるか未定ですが、
今後も楽しみに待っててくださいね(^^)
それではまた、
次回の鉄道旅もお楽しみに!!
群馬県鉄道旅シリーズ
使用きっぷ
「ぐんまワンデーローカルパス」
https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?