徳島県が誇る至高の秘境駅。
秘境駅ランキングTOP5の駅へ
鉄道に乗って旅へ出かけましょう!
こんにちは!雨男です!
いつも「雨男が行く鉄道旅」を
読んでくださりありがとうございます(^^)
今回は
国内トップクラスの秘境駅である
JR土讃線「坪尻駅」を紹介します!
これまで当ブログでも
秘境駅をいくつか紹介してきましたが、
今回の秘境駅は少しばかり別格です(^^)
鉄道でしか行くことのできない
「正真正銘の秘境駅」へ!
それでは鉄道で旅に出かけましょう!
秘境駅に行こう!
〜徳島県 坪尻駅〜
●坪尻駅について
今回紹介する坪尻駅は
「徳島県三好市池田町西山」に位置する
JR土讃線の無人駅です!
坪尻駅
香川県と徳島県の県境付近に
坪尻駅が開業したのは1950年のことです!
当初は香川県側から県境を越えて
徳島県「阿波池田駅」まで延伸した際の
信号場として1929年に開設されましたが
地元住民の強い要望により
信号場から「駅」に昇格したことで、
「坪尻駅」としての営業が始まりました!
坪尻駅に停車するJR四国1000系
その後、営業を開始した当初は
地元住民や行商人の利用もあって
1日100人程の利用者数がありましたが、
時代の流れと共に自動車の普及や
周辺地域の過疎化が進み利用客が低迷、
1970年には無人駅となりました。
今では定期的に利用する人がおらず、
駅前にある朽ち果てた雑貨商の廃屋が
賑わっていた当時の面影を残しています。
以上が坪尻駅の紹介となります!
●日本屈指の秘境駅を楽しもう!
それではここから先は
日本トップクラスの秘境駅としての
「坪尻駅」を紹介します!
冒頭でも紹介しましたが、
坪尻駅は日本における秘境駅ランキングで
五本指の1つと言われています(^^)
駅の待合室にて
では、
「日本トップレベルの秘境駅」となると
他の秘境駅と比べて何が違うのか??
坪尻駅の場合は、
あまりにも秘境地に駅があるので
一部の普通列車でさえも通過します!
その他、
駅の周辺に民家等が1つも存在せず
駅に通じる歩道や道路もないので、
まさに鉄道でしか行くことのできない
正真正銘の秘境駅です(^^)
そんな泣く子も黙るような秘境駅である
坪尻駅はこのような場所にあります!
徳島県と香川県の県境付近、
山間に見える小さな駅が坪尻駅です!
写真を見て分かるように、
駅の周辺に民家や道路は見当たらず
あるのは豊かな大自然のみですね(^^)
ちなみに、
こんな場所に駅があって意味があるのか?
と思うかもしれませんが、
こんな所に駅を作って
乗るお客さんはサルかイノシシか?と
当時の運輸省の役人が
本音をこぼしたというエピソードも
あるそうです!
それでは場所を移して
実際に山間部に佇む坪尻駅へと
クローズアップしていきましょう!
坪尻駅名物「スイッチバック」
まず始めに坪尻駅に訪れると、
全国でも珍しいスイッチバックを
体験することができます!
例えば、
香川県側より坪尻駅に訪れた場合、
本線と駅の間に高低差があるので
列車はホームに到着することができず、
1度は駅を通過することになります!
車内より
駅を過ぎると引き込み線へと入り、
スイッチバックの準備をします!
引き込み線に停車する普通列車
その後、準備が整うと引き込み線から
ゆっくりと坪尻駅へ進入します!
香川県側より訪れた場合は、
このように坪尻駅へと到着します!
このスイッチバックが必要な駅は
全国でもかなり珍しく、
四国においては坪尻駅の他に、
同じく土讃線の駅である新改駅(高知県)の
2駅のみとなります!
秘境駅と呼ばれる坪尻駅で
このスイッチバックを体験するだけでも
訪れる価値は十分にありますよ(^^)
それではここから先は
坪尻駅の構内や周辺を散策しましょう!
坪尻駅を散策しよう!
坪尻駅はご覧の通り、
周辺を山に囲まれた静かな場所に
ひっそりと駅が佇んでいます。
坪尻駅ホーム
待合室
坪尻駅はスイッチバック式の駅なので、
ホームにやって来る列車は
駅に停車する必要がある列車のみです。
そのため停車する必要のない列車は
坪尻駅を横目に高速で過ぎ去ります!
特急 南風号
南風号 (アンパンマン列車)
秘境駅を通過する特急列車は
迫力満点の光景なので、
ぜひとも写真に収めてほしい瞬間です!
そしてこの坪尻駅のホームには
日本で1番の縁結び効果がありそうな
「らぶらぶベンチ」があります!
恋人と静かな場所で過ごしたい
全国のカップルの皆さん!
徳島県の山奥にある秘境駅には
文字通り2人だけの世界を過ごせるような
オススメのベンチがありますよ 笑
一方で、待合室には坪尻駅の歴史や、
ここが日本屈指の秘境駅であることが
ポスター等で紹介されています!
坪尻駅の来訪スタンプもあるので、
ほしい方はメモ用紙等を持参しましょう!
そして、なぜか坪尻駅の待合室には
ラブライブの色紙も置かれています!
調べても何の情報もありませんが、
おそらく日本で1番の秘境地にある
ラブライブのグッズでしょうね(^^)
ひと通り駅舎内を楽しんだ後は
坪尻駅の外を散策してみましょう!
駅の外には
道路や民家が何ひとつ存在せず
目の前には豊かな自然が広がるのみです!
この何もない静かな空間に、
川のせせらぎと野鳥のさえずりが
旅人を包み込むように響き渡ります。
そして、駅の周辺を散策すると
冒頭でも紹介した雑貨商の廃屋だけが
今もひっそりと残されています。
この雑貨商に関して少し紹介すると
昔はお蕎麦を食べる事ができたそうです。
しかしながら、四国全体を震撼させた
とある大きな事件の被害に合った事で
閉店に至ったとされています。
もしも事件に巻き込まれてなければ
現在も秘境駅のそば屋さんとして
営業していたのかもしれませんね。
ちなみに駅から雑貨商までは
徒歩3分程の場所にあるのですが、
ここで注意事項が2つあります!
1つは、駅の周辺にはスズメバチや
マムシが出現する可能性もあるので
周辺の小さな物音には要注意です😅
これがマムシです!(兵庫県にて撮影)
2つ目は
駅の側にある踏切の横断に関してです!
この踏切の先に
雑貨商の廃屋があるのですが、
注意すべき点は
列車が接近している場合でも
踏切の警告音が鳴りません。
そのため、踏切に記載されている
列車の通過時刻を確認しないと
最悪の事態に繫がる恐れがあるので、
線路を渡る前には必ず、
列車の通過時間と現在の時刻を
念入りに確認してから渡りましょう!
また通過時刻はあくまで参考であり
遅延等で列車が遅れている場合や
時には臨時列車が来る場合もあります!
時刻を過ぎても列車が来ない場合は
できる限り列車が通過するまで
踏切を渡らないように心掛けることや、
踏切を渡る際は信号と同じく、
左右の確認や列車の走行音に注意して
安全にかつ素早く渡りましょう(^^)
●難易度SSS 坪尻駅展望台
最後に1つ、
観光目的では絶対にオススメできない
坪尻駅の隠れスポットである
「坪尻駅展望台」を紹介します!
実は坪尻駅から
国道へと繫がる道があります!
廃屋の左側ある道が国道に繫がります。
廃屋の先に続く獣道を進むと、
登山道のような険しい道となるのですが
かなり狭くて泥濘んだ道となり、
足を踏み外すと谷底に滑落する危険性や
スズメバチやマムシも出現する場所なので
軽い観光目的だとかなり危険です!
鉄道に全てを捧げる気持ちと
登山の経験が無ければ命に関わるので
ダメだと思ったら引き返しましょう!
この登山道をひたすら登ると
坪尻駅の上にある国道へと出ます。
国道に出たら「坪尻駅」の看板と
反対方向へ進み、更に上へと続く道を
登ると坪尻駅展望台に到着します!
坪尻駅展望台
冒頭でも写真を紹介しましたが、
坪尻駅を上から目線で撮影した写真は
この展望台から撮影しています(^^)
坪尻駅展望台より
上り列車のスイッチバックを撮影
坪尻駅を1番綺麗に眺望できますが
鉄道で坪尻駅に訪れた場合は
最もオススメできない危険な場所です😅
鉄道でしか行くことのできない場所が
秘境駅の「坪尻駅」だとすれば、
車でしか行くことのできない場所が
この「坪尻駅展望台」です!
坪尻駅の待合室にも
「展望台へと続く道は非常に危険」と
案内されているので無理は禁物ですよ(^^)
以上が
日本トップクラスの秘境駅である
坪尻駅の主な楽しみ方となります!
観光で坪尻駅に訪れた場合は
雑貨商の廃屋までを散策範囲として
日本屈指の秘境駅を楽しみましょう(^^)
●最後に
徳島県に眠る国内屈指の秘境駅
「坪尻駅」はいかがでしたか??
周辺を山に囲まれた坪尻駅では
時間が経つことを忘れるような
静かなひと時を過ごすことができます!
忙しい毎日を離れ、
たまには世界から隔離された場所で
静かな時間を過ごしたい方へ、
そんなちょっとした願いを
何も無い素晴らしい秘境駅である
坪尻駅で叶えてみてはどうでしょうか(^^)
時が経つ感覚が鈍くなり、
次第に人間社会で生活していることを
忘れていくような不思議な秘境駅。
このような不思議な空間を楽しむ事が、
日本トップクラスの秘境駅である
坪尻駅の醍醐味だと私は思います(^^)
ちなみに大自然に囲まれた坪尻駅では
自販機が無いのはもちろんのこと、
トイレも使用することができません😅
楽しい時間を過ごすためにも
事前にお手洗いを済ませましょう!
最後に、
徳島県と香川県の県境付近には
時代に取り残されたような駅があります。
かつて信号場だった設備は
地元住民の要望で「駅」となり、
地元住民で賑わったこの駅は
今では日本トップクラスの秘境駅として
密かな賑わいを見せる駅となりました。
また、
特急列車は坪尻駅に停車しませんが
四国を走る観光列車である
「四国まんなか千年ものがたり」は
秘境駅である坪尻駅に停車します。
定期的な利用客がいない
山間部に佇む小さな秘境駅には
四国を楽しむ旅人が観光列車で訪れ、
今日も駅を見下ろす展望台まで
歓声がこだましていることでしょう(^^)
山間部に佇む小さな秘境駅に
今日も観光客がまた一人と訪れ
歴史が受け継がれることを願いつつ、
坪尻駅を紹介する
今回のブログを締めくくります!
何も無いが素晴らしい
日本トップクラスの秘境駅へ、
皆さんも鉄道で旅に出かけましょう(^^)
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました!
●坪尻駅アクセス
今回は本州や香川県側より
坪尻駅に訪れることを見越して
来訪ルートを簡単に紹介します!
大前提として、
坪尻駅では交通系ICカードが
一切使用できないので注意ですよ!
個人的に最もオススメなのが
多度津駅を11時39分に出発する
普通「阿波池田行」に乗ることです!
多度津駅
この普通列車に乗車すると
坪尻駅には12時30分に到着します!
坪尻駅ホーム
その後、
坪尻駅での散策を楽しんだ後は
戻るために2つの選択肢があります!
1つ目は
坪尻駅を13時52分に出発する列車で
再び多度津方面に戻ることです!
この普通列車に乗車することで
観光地である金比羅山の最寄り駅
「琴平」での観光も可能になります(^^)
一方で2つ目ですが、このルートは
坪尻駅で少しでも長く滞在したい方に
向けた脱出ルートとなります!
13時52分発の列車を見送ると、
次に多度津方面に向かう列車は
夜の19時06分発となります😅
これほど時間が空く理由は
多度津方面に向かう普通列車が
坪尻駅を通過するためです。
坪尻駅を通過する
普通「琴平行」の車内より撮影
なので坪尻駅を脱出するためには
14時53分に出発する普通列車で
一度、阿波池田駅に向かいましょう!
阿波池田駅
駅には15時07分に到着します!
その後、阿波池田駅にて
「特急 南風号」に乗車すると
琴平や岡山方面に戻ることができますよ!
ちなみに特急料金を節約したい方は
1時間半後に出発する普通「琴平行」で
琴平方面に戻ることができます(^^)
この普通列車が坪尻駅を通過しますよ!
以上が個人的にオススメする
坪尻駅の来訪ルートとなります(^^)
良ければ試してみてくださいね!
ここまで読んでくださり
ありがとうございました(^^)
また次回もお楽しみに!!
坪尻駅 観光情報
三好市公式観光サイト
https://miyoshi-tourism.jp/spot/jrdosansentsubozirieki/