「SLやまぐち号」も走る観光路線!
島根県と山口県を結ぶ陰陽連絡線で
日本の原風景を眺める鉄道旅をしよう!
こんにちは!雨男です!
いつも「雨男が行く鉄道旅」を
読んでくださりありがとうございます(^^)
今回は、
山口県と島根県を結ぶ路線である
「JR山口線」の車窓風景を紹介します!
●JR山口線について
JR山口線は
新山口駅から中国山地を越えて
島根県の益田駅に至る路線です!
主に瀬戸内海側と日本海側を結ぶ
陰陽連絡路線としての役割があり、
新山口駅から米子や鳥取方面を結ぶ
速達性の高い「特急 スーパーおき号」が
1日数本ですが毎日運行されています!
特急「スーパーおき号」キハ187系
その他、新山口駅から山口駅までは
山口市の中心部における地域輸送を担い、
観光地である津和野町までは
「SLやまぐち号」も走行する観光路線
としての役目も担っています!
そんなJR山口線では
中国山地を象徴する自然豊かな田園風景を
車窓から眺めることができますよ(^^)
それでは説明もほどほどに
「中国山地を越境する鉄道旅」へ、
それでは皆さんも旅をしましょう!
鉄道旅にでかけよう!
〜JR山口線 (益田ー新山口)〜
●益田駅→津和野駅
〜日本海から山陰の小京都へ〜
今回は島根県の益田駅より
中国山地を越えて新山口駅へと進みます!
益田駅ホーム (キハ40系)
山口線は全区間を通して非電化なので、
運行される列車は気動車となります!
益田駅より山口県へ向かう列車は
運行本線がかなり少ないので注意ですよ!
それでは旅の始まりです!
山陰本線と離れていざ中国山地へ!
益田駅を出発して程なくすると、
清流「高津川」に架かる吊り橋である
飯田吊橋が見えてきます!
飯田吊橋
こちらの飯田吊橋は
「高角橋・安富橋」と共に高津川に架かる
三名橋の1つに数えられています!
橋上に施されたハートマークには
縁結びのご利益を願うための南京錠が
たくさん掛けられているそうですよ!
この飯田吊橋を過ぎると
市街地から田園風景と景色が一変し、
列車は山間部へと進み始めます!
石見横田駅
夏休みの帰省という言葉が似合いそうな
ローカル感溢れる駅舎ですね(^^)
石見横田駅より日原駅までは
美しい高津川に沿って進みます!
高津川と田園風景を眺めること数分、
列車は「星のふる里」として知られる
日原駅に到着します!
星のふる里「日原駅」
この日原駅の近くには
一般公開されている天文台である
「日原天文台」があります!
日原天文台にある天体望遠鏡は
一般公開されている天体望遠鏡としては
日本最大級の口径数を誇り、
本州で1番綺麗に星が見える場所として
島根県の観光ガイド等でも
「星のふる里」と紹介されています!
美しい星空を一目見ようと、
町のシンボルである日原天文台には
多くの天体ファンが訪れるそうですよ(^^)
日原駅を出発すると、
津和野川に沿って田園風景と
山間部の小さな町が車窓に映ります!
そして自然豊かな田園地帯を抜けて、
車窓に大きな町並みが見えてくると
山陰の小京都「津和野」に到着です!
小京都の町「津和野駅」
津和野駅 駅前の風景
駅の近くには
機関車のターンテーブルがあります!
津和野町について少し紹介すると、
山口県との県境に位置する津和野町は
島根県が全国に誇る観光地の1つです!
城下町時代の風景を色濃く残す町は
「山陰の小京都」として知られており、
盆地に広がる歴史的な町並みは
国の重要保存地区にも選定されています!
そして津和野駅では
山口線のシンボルでもあるSL(D51型)が
駅前に堂々と展示されています!
D51型194号機
時代を遡ること1973年9月30日、
山口線において現役最後となるSL列車を
牽引したのがこちらの機関車です!
実際に機関室に入ることができるので
大人から子どもまで大興奮間違い無しの
貴重な体験ができますよ(^^)
また、当時のSLは引退しましたが、
地元住民やファンの熱意によって復活した
SL列車が現在の「SLやまぐち号」です!
1979年8月1日より
運行が開始された「SLやまぐち号」は
今年で45周年を迎えました(^^)
沿線のシンボルでもあるSLは
大人から子どもまで憧れの存在であり、
現在もたくさんのファンを魅力します(^^)
津和野観光の際にはぜひ、
山口線のシンボルでもあるSLに
思いを馳せてみましょう!
●津和野駅→山口駅
〜SLが走るファンの聖地〜
それでは津和野駅を出発して、
新山口駅へ向けて進みましょう!
津和野駅から新山口駅までは
「SLやまぐち号」が運行される区間となり
中国山地の美しい田園風景の中を
堂々と駆け抜けるSLをひと目見ようと
全国から多くのファンが撮影に訪れます!
SLも走る日本の美しい原風景を
中国山地の出口となる仁保駅まで
車窓からお楽しみください(^^)
津和野駅を出発!
津和野駅を出発後、
山肌に沿って緩やかな勾配を登り
車窓には津和野町の町並みが広がります!
山の中腹に見える「太鼓谷稲成神社」
津和野町の町並みが遠ざかると、
益田駅から続いた島根県の風景も終了です
この先、長いトンネルに入り
トンネルを抜けると山口県です!
列車は山口県へ!
山口県に入ると、
列車は緑豊かな田園風景の中を
阿武川に沿うように進みます(^^)
黄金色に実った稲穂の風景も良きですね!
長門峡駅付近
写真には残せませんでしたが、
景勝地「長門峡」の玄関口となる
長門峡駅が山口線の沿線にあります!
「SLやまぐち号」の停車駅でもあり
運行日には長門峡の風景と共に見ようと
たくさんの見物客が訪れるそうです(^^)
ドラマ「砂の器」のロケ地「篠目駅」
長門峡駅のお隣りにある篠目駅は、
松本清張の小説である「砂の器」が
ドラマ化された際のロケ地となります!
同じく山口線では
津和野駅でも撮影が行われたそうですが、
主演の中居正広さんや渡辺謙さんが
この小さな篠目駅に訪れた際にも
大勢のファンが詰めかけたそうです!
放送から20年経った現在も、
ドラマ「砂の器」に思いを馳せようと
全国からファンが訪れるそうですよ(^^)
山口線の難所「田代峠」
篠目駅を過ぎると、
宮野駅までは「田代峠」と呼ばれる
山口線屈指の難所を進みます!
SLが走るJR山口線において、
数々の名ドラマを生んできたのが
この難所である「田代峠」です!
最大25‰の急勾配が連続する峠道は
鉄道においては命懸けの闘いとなります。
時に雨天時においては
「SLやまぐち号」が長時間に渡って
空転との闘いを繰り広げることがあり、
機関士による懸命の駆け引きや緊張感が
乗客にも伝わるような場面もあります!
そんな必死の攻防戦の最中で
爆煙を噴きながら田代峠に挑む様子は
時代が過ぎ行く中でも
山口線のSLを象徴する名風景として
今日も多くのファンを魅力しています(^^)
峠を越えて下り勾配に差し掛かると
間もなく仁保駅に到着します!
SLの休憩場所「仁保駅」
峠道の途中に位置する仁保駅は
津和野方面に向かうSLやまぐち号が
峠に挑む準備をするために停車します!
SLの運行日には
給水や石炭を詰める作業を一目見ようと
多くの見物客や乗客でホームは混雑し、
人気の撮影ポイントとして
小さな駅は束の間の賑わいを見せます!
SLを見るならここですよ(^^)
●仁保駅→新山口駅
〜中国山地から市街地へ〜
仁保駅を出発すると
中国山地を抜けて市街地へと入り、
長く続いた田園風景も終了です!
宮野駅より終点の新山口駅までは
山口市の中心部を進みます!
山口県の県庁所在駅「山口駅」
島根県の益田駅から続いた
山口線の陰陽連絡線としての役割は
この山口駅で終了です!
山口駅から新山口駅までは
山口市内における地域輸送の役割を担い、
列車内は地域住民で混雑してきます!
湯田温泉の最寄り駅「湯田温泉駅」
山口駅のお隣には
観光地「湯田温泉」の最寄り駅となる
湯田温泉駅があります!
新山口駅から約20分の場所にあり、
日帰りで足湯巡りも可能であることから
県を代表する温泉地の1つです!
湯田温泉駅付近
維新みらいふスタジアム
山口市の市街地の中を
ディーゼル音を響かせながら走り、
列車は新山口駅へと進みます!
そして益田駅を出発して約2時間40分、
周防下郷駅を過ぎると機関区の中を進み
列車は終点の新山口駅に到着します。
終点 新山口駅
島根県の益田駅より
中国山地を越えて新山口駅へと続く
山口線の鉄道旅はこれにて終了です!
皆さんお疲れ様でした(^^)
●最後に
中国山地の美しい田園風景を走る
JR山口線の鉄道旅はいかがでしたか?
日本海側と瀬戸内海側を
中国山地を越境して結ぶJR山口線では
緑溢れる豊かな自然風景を
列車の床下から響くディーゼル音と共に
ゆったりと眺めることができます!
そして中国山地に敷かれた線路上では
かつて日本の鉄道路線を支えた
「SL列車」が今も現役で活躍しており、
時には自然災害や故障等によって
何度も逆境に立たされながらも、
沿線のシンボルとして復活してきました!
JR山口線で圧倒的な存在感を誇る
臨時列車「SLやまぐち号」の勇姿は
ぜひ旅先で眺めてほしい光景の1つです(^^)
景勝地「長門峡」で自然を楽しみ
津和野町ではのんびりと街歩き、
そして夜は日原で星を眺める鉄道旅へ、
または都会の喧騒を離れて
古き良き「SL列車」に揺られながら
日本の原風景を旅する鉄道旅へ、
皆さんもぜひ、
バラエティ豊かなJR山口線で
非日常な鉄道旅へと出かけましょう(^^)
今回も読んでくださり
ありがとうございました(^^)
また次回もお楽しみに!
観光情報
山口線「SLやまぐち号」