こんにちは!雨男です!
いつも「雨男が行く鉄道旅」を
読んでくださりありがとうございます!
前回の投稿から約3ヶ月、
更新が遅くなり申し訳ございません。
そして、大変お待たせしました!
今回は、前回の続きとなる
「キュンパスで行く!東北鉄道旅②」を
皆さんにお届けします!
旅の始まりとなる
「東北鉄道旅2025①」はこちらです!
未読の方は良ければご覧くださいね!
それでは前回の続きとなる、
岩手県の「久慈駅」より
鉄道旅の続きをお楽しみください(^^)
キュンパスで行く!東北鉄道旅2025②
1日目 後編
●三陸鉄道リアス線「普通 宮古行」
久慈駅(14時15分)→宮古駅(15時49分)
これから乗車する三陸鉄道は
久慈駅から盛駅へと線路が続く
第三セクター方式の鉄道会社です!
三陸鉄道36-700形 (久慈駅)
岩手県内を三陸海岸に沿って
久慈市から宮古市・釜石市を経由して
大船渡市の盛駅へ線路が続く三陸鉄道は
営業距離が「約163km」と
第三セクター方式の鉄道会社としては
日本一の営業路線を保有しており、
全区間を総じて
「リアス線」と案内されています!
また、東日本大震災をはじめ
これまでに数多くの自然災害から
奇跡の復活を成し遂げた路線であり、
沿線住民から
復興や希望のシンボルとして
大切にされている路線でもあります。
今回は、
そんな三陸鉄道に乗車して
「宮古駅」まで向かいます!
NHK連続テレビ小説
「あまちゃん」の舞台ともなった
宮古駅までの沿線を楽しむ鉄道旅、
車内が大変混雑したため、
少しばかりの写真となりますが、
どうぞお楽しみください(^^)
「あまちゃん」の故郷、
三陸鉄道から眺める海の風景
久慈駅より進むこと約20分、
列車は海岸線の近くに位置する
「野田玉川駅」に停車します。
野田玉川駅
この無人駅である野田玉川駅は
あまちゃん第2話のロケ地となり、
あまちゃんの主人公である
アキちゃんが駅でウニ丼を販売する
シーンの撮影が行われました!
そして、この野田玉川駅を過ぎると
車窓には広大な太平洋が見えてきます!
それでは、ここから先は
車窓いっぱいに広がる
三陸鉄道の名風景をお楽しみください!
高さ40mの絶景「安家川橋梁」
トンネルを抜けた先にある
高さ40m、長さ305mの鉄道橋が
三陸鉄道最大級の「安家川橋梁」です!
安家川橋梁(野田玉川→堀内)
三陸鉄道の沿線において
最大級の大きさを誇る安家川橋梁上にて
列車は一時停車をするので、
天気が良く、通常運行であれば
三陸鉄道の名風景の1つと言える
美しい風景を存分に楽しめます(^^)
あまちゃんの聖地「堀内駅」
安家川橋梁を過ぎると、
「あまちゃんの聖地」と呼ばれる
堀内駅に列車は到着します!
堀内駅に広がる絶景
車内の混雑により残念ながら
駅やホームの撮影できませんでしたが、
三陸鉄道の駅である堀内駅は
あまちゃんの作中に登場した
「袖ケ浜駅」のロケ地であり、
今でも堀内駅のホームには
ロケで使用された「袖ケ浜」の
駅名標がホームに残されています!
また、ホームの目の前には
あまちゃんの故郷を象徴するような
三陸地方の絶景が広がっているので、
「あまちゃん」の世界を
肌で感じることができる聖地として
今でも多くのファンが訪れるそうですよ!
三鉄屈指の絶景「大沢橋梁」
堀内駅を出発し、
トンネルを抜けた先に広がる絶景が
「大沢橋梁」からの車窓となります!
大沢橋梁(堀内→白井海岸)
この大沢橋梁は
列車撮影や風景写真の名所として
鉄道ファンや観光客に人気が高く、
あまちゃんのロケ地ともなった
大沢橋梁の眼下に広がる海岸では
アキちゃんが春子さんと上京する際に
なつばっぱが大漁旗を振って
二人を見送るシーンが撮影されました。
安家川橋梁と同じく、
天気が良ければ撮影タイムがあるので
読者の皆さんもぜひ、
鉄道旅の思い出に車窓に広がる
大沢橋梁の絶景をカメラに収めましょう!
「あまちゃん」の故郷となる
三陸海岸の風景はいかがでしたか?
ここから先、
海が広がるのは先程の大沢橋梁までとなり、
普代駅より先は内陸側を進みます。
北緯40度の駅「普代駅」
普代駅より宮古駅までは約1時間
この先、
鉄道旅はまだまだ続きますので
宮古駅まで一気に進みましょう!
岩泉小本駅付近
日本三大鍾乳洞の1つ
「龍泉洞」の玄関口となるのが
この岩泉小本駅となるそうです!
また、写真の中央付近に見えるのは
「龍甲岩」と呼ばれる
海に浮かぶ景勝地だそうですよ(^^)
新田老駅付近
東日本大震災において、
この田老地区には最大約17mを超える
大津波が押し寄せたと言われています。
現在、この田老地区には
「田老の防潮堤」をはじめとした
震災遺構がいくつか残されており、
震災の経験や教訓を伝えるため、
現地ガイドによる案内で
田老地区に点在する遺構を見学する
「田老の学ぶ防災ガイド」という
プログラムが行われているそうですよ!
田老地区を過ぎ、
山間部を越え街が見えてくると
今回の三陸鉄道の旅が終わります。
乗り換え時間の都合で
宮古駅での撮影ができませんでしたが、
三陸鉄道は
宮古駅よりも遥か先の盛駅まで
まだまだ線路が続きます!
興味のある方はぜひ、
あまちゃん列車やイシツブテも走る
三陸鉄道で旅をしてみましょう(^^)
「あまちゃん列車」2024年撮影
イシツブテ&いわポケモン列車
ちなみに、
鉄道旅はまだまだ続きますので、
もう少しお付き合いくださいね(^^)
●JR山田線「普通 盛岡行」
宮古駅(15時54分)→盛岡駅(18時21分)
宮古駅より先はJRホームに移動し、
JR山田線の列車で盛岡駅を目指します!
キハ110系 (宮古駅)
宮古駅から盛岡駅まで約2時間半、
1日目の佳境となるJR山田線の旅を
ゆっくりと楽しみましょう(^^)
さよなら宮古駅
列車は閉伊川に沿って山間部へ
それでは、
ここから先は車窓風景を眺めがなら
JR山田線について簡単に紹介します!
JR山田線について
JR山田線は閉伊川に沿って
「盛岡駅~宮古駅」を結ぶ路線であり、
東北屈指のローカル路線の1つです!
このJR山田線の名称は
映画「すずめの戸締まり」のモデルとなる
「山田町」を通ることに由来していますが、
東日本大震災から復旧の際に
JR山田線の一部区間が
三陸鉄道へと移管されたことで、
現在は名称の由来となった
「山田町」を通らない路線となりました。
また、車窓を見て分かるように、
JR山田線の沿線は
民家の少ない山間風景が続きます。
実は、山田線の歴史を遡ると
山田線の建設に関しては
明治時代に計画が持ち上がりましたが、
当時はこの過疎地に鉄道を敷くことに
反対する意見が多数あったそうで、
鉄道建設の計画が頓挫した状態でした。
ところが、1920年(大正9年)になり、
とある歴史的人物が首相となった事で
山田線の建設工事が決定しますが、
その人物こそが
岩手県出身の「原敬」です。
原敬首相が当時の帝国議会にて、
「人間よりも山猿を乗せるつもりか!」と
非難されながらも建設を決定したことで
盛岡市と宮古市を隔てる山間部に
現代にJR山田線の線路あると言っても
過言ではありませんね(^^)
そんな、泣く子も黙るような
大自然を走る短いディーゼル列車は
今日も汽笛を鳴らしながら
野生動物の住処にお邪魔するように
ゆっくりと山間部を走行します。
山田線の名所「大峠ダム (川内→松草)
日本一遅い〇〇列車の駅「旧平津戸駅」
2023年3月17日に
廃止となったこの「旧平津戸駅」は
営業休止となる直前の2022年まで
「日本一遅い始発列車(19時09分発)」が
出発する駅として知られていました!
兜明神岳 (区界駅付近)
山間部をひた走り、
景色が徐々に開けた先に見えてくる
大きな山が「兜明神岳」です!
区界高原のシンボルであり、
山頂部の岩塊が武将の「兜」に似てる
ことが名前の由来となったそうですよ!
この「兜明神岳」が見えると、
列車は宮古市から盛岡市へと入り、
盛岡駅へ向けて高度を下げ始めます!
そして、この写真を最後に
景色が暗くなったので撮影は終了です。
岩手県内を横断するように走る
JR山田線の旅はいかがでしたか?
それでは最後に1つ、
この奥深い山間部を走る山田線ですが、
昨年8月に東北地方を襲った大雨により
線路や鉄道設備に被害が発生した事で
全線が運休となっていました。
同じくして甚大な被害が発生した
山形新幹線(山形ー新庄)や奥羽本線等が
次々と長期運休となる中で、
沿線住民や山田線を知る鉄道ファンは
赤字路線である山田線の復旧は難しいと、
おそらく誰もが廃線を覚悟したでしょう。
しかし、その4カ月後、
JR山田線は全線で運行を再開し
この山間部に再び大きな汽笛が響きます。
過疎地を走る赤字路線が
自然災害から僅か4カ月の期間で
全線復旧する事は全国的にも珍しく、
廃線も覚悟していただけに
今年もJR山田線に乗車できるなんて
夢にも思っていませんでした(^^)
そんな奇跡の復活を成し遂げた
JR山田線に関するオススメ情報として
実はJR山田線の見どころは
秋の紅葉シーズンになると
車窓に見事な紅葉風景が広がります!
もし機会がありましたらぜひ、
東北屈指のローカル線と名高い
「山田線」で鉄道旅をしてみましょう!
終点の盛岡駅に到着(18時21分)
それでは、ここから先は
初日の目的地へ向けて秋田県に向かいます!
●秋田新幹線「こまち35号 秋田行」
盛岡駅(18時35分)→大曲駅(19時38分)
この連結を眺めた1週間後、
まさか再びあの出来事が起こるなんて
この時はまだ知る由もない、、、
スイッチバックの駅「大曲駅」
新幹線車両が進行方向を変えて
スイッチバックを行なう駅は
日本でも「大曲駅」だけの光景です!
●奥羽本線「普通 湯沢行」
大曲駅(19時46分)→横手(20時03分)
JR東日本701系電車 (大曲駅)
新大阪駅を
早朝6時00分に出発して約14時間、
大曲駅から普通列車に揺られて
本日の目的地「横手駅」に到着です(^^)
積雪が残る横手駅の駅前
キュンパスで行く東北鉄道旅2025、
1日目の旅はこの横手駅で終了です!
皆さんお疲れ様でした(^^)
また次回の「東北鉄道旅③」も
良ければ見に来てくださいね!
ここまで読んでくださり
ありがとうございました!!
三陸鉄道
https://www.sanrikutetsudou.com/
最後に
3ヶ月ぶりの更新となりましたが
久しぶりの鉄道旅は楽しめましたか?
実は私事ですが、3月の下旬に
体調を大きく崩して倒れてしまい
ブログの更新ができなくなりました。
幸いにも大きな病気ではなく、
日常生活も普段通り過ごす事が可能ですが
まだまだ当分の間は体調に気を遣い
ブログの更新は余力がある時に少しずつ
作業を進めていくことになりそうです。
今後もブログの更新が
いつも以上に不規則となる可能性があり、
何かと読者の皆さんには
ご心配をおかけするかと思いますが、
ようやくブログの更新まで至り、
皆さんへ再びブログをお届けできる程、
少しずつ体調が回復傾向にあります(^^)
今後もまた、読者の皆さんに
新しい鉄道旅をお届けできるよう
ブログの更新を進めていく次第なので、
東北鉄道旅2日目となる
「東北鉄道旅③」も
楽しみにしてくださいね(^^)
それでは今回はここまでとなります!
読んでくださりありがとうございました!
キュンパスで行く!東北鉄道旅③