そこは古い町並みが残る海街の世界。
透き通るような海と歴史ある漁師町へ、
鉄道で旅に出かけましょう。

こんにちは!雨男です!
いつも「雨男が行く鉄道旅」を
読んでくださりありがとうございます!
今回は、
鉄道で行く海街の風景として
JR紀勢本線「九鬼駅」を紹介します!

透き通るような碧い海と、
まるで時が止まったかのような
尾鷲のノスタルジックな海街の世界へ、
それではさっそく、
鉄道で旅に出かけましょう!
海街の風景を求めて
〜三重県 九鬼駅〜
今回訪れた九鬼駅は
「三重県尾鷲市九鬼町」に所在する
JR紀勢本線の駅となります!


三方を山に囲まれ、
かつて「陸の孤島」と言われた九鬼町に
紀勢線が開通したのは1957年、
誰もいない静かな無人駅を降りると、
山の澄んだ空気とほのかに香る潮風が
訪れた旅人を優しく出迎えてくれます(^^)
九鬼駅前に広がる風景



伊勢路を駆ける特急「南紀号」HC85系
そして、この自然が広がる九鬼駅より
今回の目的地は海沿いを歩いて約15分、
少しばかり長い道のりですが、
都市部では決して見る事のできない
透明感溢れる海の大パノラマが広がり、
まるで絵画の世界に出てくるような
九鬼湾に佇む小さな漁師町が見えてくると、
今回の「海街の旅」が始まります!


●九鬼町について!
これから紹介する九鬼町は
三重県南部に位置する尾鷲市の
九鬼湾に面した人口約360人の小さな町です。

この小さな漁師町の歴史を遡ると、
かつて戦国最強の水軍と謳われた
「九鬼水軍」と九鬼氏の発祥地であり、
近世の江戸時代においては
江戸と大阪を行き交う「千石船」の
十大寄港地の1つとして歴史に残ります。
九鬼湾に浮かぶ漁船
また、熊野灘の豊かな漁場に恵まれ、
かつて鰤(ぶり)の定置網において
日本三大漁場の1つとして栄えた九鬼町は
九鬼湾と山の狭間にある限られた地形に
住宅地がコンパクトに形成されているので、
町の路地が迷路のように入り組んでいます。
九鬼町の路地裏より





辺りのノスタルジックな風景と相まって、
まるでミステリー小説の世界に入った気分で
町を散策できるのも九鬼町の魅力ですね(^^)
それではここから先は、
九鬼町に広がる「海の景色」や
私が訪れた場所をいくつか紹介します!
●海街を歩こう!
まず初めに、九鬼町に訪れた際は、
リアス式海岸と自然に恵まれた
透き通るように美しい海を楽しみましょう!
九鬼湾の風景



ひと度、海中に目を向けると、
大きな魚が我が物顔で泳ぐ姿や
色鮮やかな小魚達が群れを成して泳ぐ姿など、
生粋の「かなづち」である私でさえも、
思わず海へ吸い込まれそうになる程の
水族館のような美しい世界が広がります(^^)
堤防から眺める海中の様子



ちなみに、見た目に反して
九鬼漁港周辺の水深は最大50mと
ここは「日本で一番深い漁港」でもあるので、
撮影中にスマホを落とさないよう
訪れた際は皆さんも気をつけてくださいね!
一寸先は奈落です。。。
それでは海の景色を楽しんだ後は
町の入り組んだ路地を散策してみましょう!
けいこの小さな山の家
迷路のような九鬼町を散策するにあたり、
町の情報を仕入れたい方は
「けいこの小さな山の家」に行きましょう!


オススメの場所や町の散策ルートなど
九鬼町の魅力をたくさん知る事ができる他、
2階の休憩室では九鬼湾の景色を
座ってのんびりと眺める事ができますよ!
トンガ坂文庫
続いて、町の入り組んだ路地を進み
途中でひっそりと佇む本屋さんが
トンガ坂にある「トンガ坂文庫」です!


*店内撮影の許可をいただいてます。

土日祝のみ営業との事ですが、
秘密の隠れ家のような場所にあるお店は
まるで物語の世界にある不思議な本屋さん。
リノベーションされた落ち着いた店内で
非日常的なひと時を楽しむ事ができました!
熊野産檜の招き猫を購入しました!
若宮八幡神社・真厳寺
高台に位置する
「若宮八幡神社」と「真厳寺」では
町並みを一望する事ができます!
若宮八幡神社


真厳寺

また、若宮八幡神社と真厳寺は
お隣同士の場所に位置していますが、
この風情ある石段に辿り着けば
右は「若宮八幡神社」、左が「真厳寺」に
それぞれ道が続いていますよ!

旧九鬼小学校
同じく高台にある旧九鬼小学校は
かつてブリ漁が最盛期にあった時に
400名を超える児童が在籍していたそうです。
九鬼小学校(2010年閉校)


九鬼小学校に続く石段
ちなみに、余談ですが
九鬼町は海の町であり「岩の町」でもあると、
小さな山の家で教えていただきました(^^)
町中で見られる石段や石積は
九鬼町で採石された石材を使用しており、
地元の資材で町が作られたそうですよ!
喫茶「茶CHA」
トンガ坂文庫の店員さんに教えてもらい、
最後にふらっと立ち寄った喫茶店が
九鬼漁港の近くにある喫茶「茶CHA」です!

ここでは尾鷲市の知る人ぞ知る絶景スポット
九鬼町のオハイブルーをイメージした
「オハイソーダ」をいただきました(^^)
オハイソーダ
「オハイ」について気になる方は
尾鷲市の観光サイトをご覧くださいね!
●最後に
自然が育んだ透き通るような海と、
ノスタルジックな町並みが残る
海街「九鬼町」の旅はいかがでしたか?
それでは旅の最後になりますが、
私が九鬼町を散策して一番美しいと感じた
「九鬼神社」を紹介します。
九鬼神社


町並みから少し離れた場所にあり、
菅原道真が祀られている九鬼神社は
「九鬼水軍」のルーツとも言われています。
そして、この九鬼神社で出会った
今回の旅で一番美しいと感じた風景は
長い参道の途中でふと振り返った瞬間であり、
緑溢れる自然と、綺麗な海、
そして町の歴史を凝縮したような
思い出の1枚がこちらの写真です。
九鬼神社参道より

先天性の強い色盲がある私でも
自然の風景が色鮮やかに見えた神秘的な場所、
いつか一眼レフを購入する日があれば
必ずまたここで撮影しようと思えた風景が
ローカル線の九鬼駅にありました(^^)
興味のある方はぜひ、
透き通るような碧い海が広がり
ノスタルジックな町並みの風景を残す、
そんな映画の舞台のような海街へ
鉄道で旅に出かけてみましょう!


今回の鉄道旅はここまでとなります!
読んでくださりありがとうございました(^^)
●九鬼町アクセス
今回訪れた九鬼町は
松阪駅より新宮方面の列車で約2時間30分、
新宮駅より尾鷲方面の列車で約70分です。
九鬼駅に停車するキハ25系
特急列車が停車する尾鷲駅より
九鬼町に向かう「ふれあいバス」も
僅かな本数ながら運行しているので、
遠方から訪れる際は
特急「南紀号」で尾鷲駅に向かい、
ふれあいバス乗車が便利かと思います!
また、観光情報サイトにもありますが
今回訪れた九鬼町は観光地ではなく、
住民が「日常生活を過ごす町」となります。
訪れた際は撮影場所や車の通行など
地元住民の邪魔にならないよう心掛け、
モラルある行動で町を散策しましょう(^^)
九鬼町 情報
九鬼町(観光三重)
https://www.kankomie.or.jp/report/851
九鬼町ウェブサイト
オハイ(観光三重)
https://www.kankomie.or.jp/spot/23723
●おまけ「古(いにしえ)の自販機」
令和世代はおそらく知らない
昭和レトロを感じる「古の自販機」が
九鬼町にまだその姿を残していました。

私が小学生の頃はちらほらと、
それなりに見かける機会はありましたが、
まさかこの町で再び出会えるとは。。。