そこは地上40mの「空の駅」
「餘部鉄橋」から日本海の絶景を眺める
鉄道旅に出かけよう!
こんにちは!雨男です!
今回は絶景を見に行く鉄道旅として
JR山陰本線「餘部駅」を紹介します!
全国で最も有名な鉄道橋の1つとして
知られる「餘部橋梁」と、
「鉄道駅」が合体した人気の観光名所!
西日本「No.1」との呼び声のある
日本海の絶景が楽しめる駅へ出かけよう!
鉄道で絶景を見に行こう!
~兵庫県「餘部駅」~
●餘部駅について
今回紹介する山陰本線「餘部駅」は
兵庫県香美町にある小さな駅です!
JR山陰本線「餘部駅」
停車する列車は「普通列車」のみ、
そして列車本数も1時間に1本程度と
ローカル感溢れる田舎町の駅ですが、
この「餘部(あまるべ)駅」には
日本屈指の鉄道橋として知られる
「余部橋梁」があります!
余部橋梁(2代目 2010年8月~)
「余部橋梁」の高さは約40m、
橋の側にある「餘部駅」も
地上から約40mの高い場所にあります!
餘部駅より眺める日本海
そしてこの「餘部駅」には
旧「余部鉄橋」を活用した観光スポット
「余部鉄橋 空の駅」があります!
●「余部鉄橋 空の駅」について
「余部鉄橋 空の駅」は
旧「余部鉄橋」を活用した展望施設です!
旧 余部鉄橋
写真 引用元 Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%99%E9%83%A8%E6%A9%8B%E6%A2%81
旧「余部鉄橋」は
1912年(明治42年)に完成した鉄道橋です。
完成当時は
「東洋一のトレッスル橋」として
山陰地方を代表する名所となり、
また、町の上空に架かる「余部鉄橋」は
小さな町の観光名所として
長年たくさんの人に親しまれました!
しかし、1986年12月28日に
「余部鉄橋列車転落事故」という
鉄道史に残る大事故が発生します。
「余部鉄橋事故犠牲者 慰霊碑」
余部鉄橋を走行中だった回送列車が
強風により転落し、橋の下にある食品工場
や民家に直撃したこの事故。
この大事故をきっかけに、
防風壁を備えた「頑丈で新しい橋」に
架け替える取り組みが始まりました。
そして2010年7月16日、
たくさんのファンに惜しまれつつ、
旧「余部鉄橋」の約100年にも渡る
長い歴史に幕が閉じました。
鉄道分野においては
残念ながら旧「余部鉄橋」の役目は
終わってしまいましたが、
長年に渡って地元から愛された
旧「余部鉄橋」は撤去されず、
新たな観光資源として活用されます!
約100年間も山陰本線を支えた
歴史ある「余部鉄橋の記憶」を後世に残す
資源として、
そして「余部鉄橋」を中心に人々が交流で
きるような新たな観光地の拠点として、
こうしたコンセプトを基に、
旧「余部鉄橋」を活用した展望施設
「余部鉄橋 空の駅」は誕生しました!
●「余部鉄橋 空の駅」を楽しもう!
それではここから先は
「余部鉄橋 空の駅」お楽しみスポット
を紹介します!
展望施設へのアプローチ部
まず始めに紹介するのは
「旧軌道」を活かした展望施設への
「アプローチ部」です!
実際に使用されていた線路の枕木や
レールの上を歩くことができますよ!
展望施設部
それでは、いよいよ
旧「余部鉄橋」の上を歩いてみましょう!
鉄橋の上は現在、
レールを残した舗装道となりました!
現「余部橋梁」が真横にあるので、
時には営業列車がすぐ側を通ります(^^)
そして、ここは高さ40mの鉄橋です!
鉄橋の上は全てがオーシャンビュー!
この場所から眺める日本海は
まさに日本屈指の絶景ですよ!
その他に展望施設には
鉄橋下が見える「のぞき窓」や
パノラマが楽しめるベンチもあります!
このベンチの下を覗くと...
鉄板1枚を隔てた
約40m下の世界が広がっています!
高所恐怖症の方は要注意ですね(^o^;)
軌道部
旧「余部鉄橋」末端部には
当時のままの状態で保存されている
レールや枕木を見ることができます!
今は昔、この線路の上を
寝台特急「出雲」をはじめとした
様々な優等列車が走行していました!
余部クリスタルタワー
展望施設を一通り楽しんだ後は
エレベーターで下へ降りてみましょう!
展望施設がオープンした当時は
駅から続く急な坂道を移動していましたが
開業から4年後の2017年
地上から展望施設まで繋がるエレベーター
「余部クリスタルタワー」がオープン!
駅から地上まで大変だった道のりも
今ではエレベーターに乗ってわずか45秒で
行き来できるようになりました!
エレベーター内から見る風景
それでは橋の下を散策しましょう!
橋の下には芝生張りの自由公園や
「橋脚跡」を活かした広場があります!
全面芝生張りの自由広場
旧 余部鉄橋の「モニュメント」
枕木と橋脚跡を使用した「東屋」
その他ベンチ等、
様々な物に橋脚跡が使用されていますよ!
時間があれば橋梁遺物を探してみよう!
その他、お土産や飲食、そしてトイレ等
困ったことがあれば「道の駅」で
解決できるようにもなりました(^^)
道の駅あまるべ
このように旧「余部鉄橋」を中心とした
観光地としての整備が完成したことで、
今では鉄道ファン関係なく、
人気の秘境駅として全国各地から観光客が
餘部駅へ訪れるようになりました(^^)
また、その他にも
旧「余部鉄橋」時代から人気のある
「オススメの場所」もまだまだ健在です!
●餘部駅「一番の展望台」
餘部駅のホームを降りると
歩いて町に降りる坂道があります!
坂道を進むと
途中で橋の下を通るのですが、
少し通り過ぎた所に分かれ道があるので、
「展望台」と書かれた道を登りましょう!
「展望台」と書かれた坂道を歩いて数分後
そこには余部橋梁を見渡せる
撮影地として有名な展望台があります!
ここの「展望台」に行ってこそ、
余部橋梁の全てを楽しむ事ができますよ!
ちなみに撮影後、橋の下まで行く場合は
坂道を歩いて進んだ方が早いです!
いかがでしょうか??
そしてもう1つオススメなのが
餘部の夕暮れ時です!
●餘部の夕暮れ時
「餘部駅」では昼間の青空だけでなく、
夕暮れ時も美しい風景を楽しめます!
駅ホームより
橋梁の下では
夕焼けに染まる綺麗な日本海と
町の上に架かる余部橋梁が楽しめます!
この夕暮れ時の時間も
山陰の風情溢れる美しい時間です(^^)
時間に余裕があればぜひ、夕暮れ時まで
滞在されることをオススメします!
●最後に
~「余部鉄橋 空の駅」へ行こう!~
今では人気の観光地となった「餘部駅」
しかし歴史を遡ると
「山陰本線」の開業当時は
この場所に橋も駅もありませんでした。
この地で分断されていた山陰本線は
「余部鉄橋」が完成した事で
今では「京都~下関」間が繋がっています
また、餘部駅は1950年代に入ってから
駅の開業に向けて地元住民が
当時の国鉄に強く働きかけたことにより
余部鉄橋が完成してから47年後の
1959年(昭和34年)に開業しました!
開業の際には地元住民も山を登って
駅の建設を手伝ったそうですよ!
町全体が一体となって完成させた
「餘部駅」は余部鉄橋と共に歴史を歩み、
そして紆余曲折ありながらも
今では全国各地から観光客が集まる
人気の駅となりました!
兵庫県の片隅にある餘部駅は
まさに「シンデレラストーリー」のような
奇跡を起こした駅です(^^)
そんな奇跡のような歴史と運命、
そして山陰の絶景が楽しめる「餘部駅」に
この春、みなさんも出かけませんか??
「余部橋梁」と共に歩む小さな町へ、
みなさんも鉄道旅に出かけましょう!
今回の旅はこれにて終了です!
読んでくださりありがとうございました!
また次回もお楽しみに(^^)
●餘部駅アクセス
大阪方面より
特急「こうのとり号」「はまかぜ号」
神戸方面より
特急「はまかぜ号」
京都方面より
特急「きのさき号」
それぞれの特急列車に乗車して
「城崎温泉駅」に向かいましょう!
城崎温泉駅より先は
「浜坂・鳥取方面」に向かう普通列車に
乗車して約1時間です!
岡山方面だと
「スーパーいなば号」に乗車して鳥取まで
鳥取から先は
「浜坂・城崎温泉方面」に
向かう普通列車に乗りましょう!
山陰本線で運行される普通列車は
運行本数がかなり少ないので、
必ず計画を立てて行きましょう!
●餘部駅 観光情報
余部鉄橋「空の駅」展望施設 香美町
https://www.town.mikata-kami.lg.jp/www/contents/1617585228929/index.html
余部鉄橋「空の駅」 兵庫県
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks05/soranoeki.html
道の駅 あまるべ
http://michinoeki-amarube.com/