こんにちは!雨男です☔️
いつも「雨男が行く鉄道旅」を
訪れてくださりありがとうございます😊
今回は関西の本格的な廃線跡である、
「旧福知山線廃線敷」を紹介します!
日本には数多くの廃線跡がありますが、
皆さんは「廃線跡」と聞いて
どのような場所を思い浮かべますか?
山間部・渓谷・田んぼの畦道 等々
きっと都会から遠く離れた場所を
思い浮かべる人が多いと思います(・・;)
それでは今回紹介する廃線跡は
どのような場所にあるのか??
THE 秘境です 笑
ちょっと行ってみたいけども、
「やっぱり場所が遠いんだろうな~」と
誰もが思うような風景ですね(--;)
行くのは大変そう。。
に見えますが
実はそんな事はありません!!
今回紹介する旧福知山線廃線敷は
なんと大阪駅から電車で約45分、
片道590円で行くことができますよ😊
どうでしょうか??
少し興味が出てきましたか??
それではこの旧福知山線廃線敷が
どのような場所なのか詳しく紹介します!
良ければ最後まで見てくださいね!
旧福知山線廃線敷
~武庫川渓谷ハイキングコースの誕生~
旧福知山線廃線敷はその名の通り
かつて機関車が客車を牽引して走っていた
非電化時代のJR福知山線の廃線敷です!
武庫川渓谷に沿って線路があった旧線は
車窓から見える風光明媚な景色が人気で、
乗車する人も多かったそうですよ!
廃線敷から眺める武庫川渓谷
しかし人気のあった武庫川渓谷の区間は
1986年7月に廃線となり、現在の新線へと
切り替わります。
旧線跡と現在の新線(生瀬駅付近)
廃線後、渓谷沿いの約4.7kmの廃線敷は
長らく立ち入りが禁止されていましたが、
開放を望む声がたくさんあったようです。
その声を受けてJRは安全対策を施し、
2016年に「自己責任」を原則とした
ハイキングコースとして開放されました!
旧福知山線「生瀬~武田尾」間を開放した
ハイキングコースは隠れた観光地として
今では人気の場所となっています!!
それではここから先は、
旧福知山線廃線敷の散策道や渓谷の風景を
写真でお楽しみください!
★注意★
これから紹介する場所は廃線後に
安全対策工事を施した上で一般開放されて
います!
ですが、渓谷という特殊な自然環境なので
散策の際は原則として「自己責任」です。
行かれた際は、現地で注意事項の書かれた
案内を必ず読んで散策しましょう!
旧福知山線廃線敷
~武庫川渓谷を歩こう~
武田尾側の入口→展望広場
武田尾駅から15分ほど歩くと
ハイキングコースの入口に到着します!
周辺には食べ物屋さんもあるので、
この場所だけでも武庫川渓谷の雰囲気を
十分に楽しむことができますよ!
それではさっそく廃線敷へ入りましょう!
廃線敷に入ると当時の枕木が残る散策道が
皆さんを楽しませてくれます!
そして廃線敷には枕木だけでなく、
トンネルや橋梁等が当時とほぼ変わらない
状態で残されていますよ!
8号トンネル
7号トンネル
廃線敷では、めったに入ることができない
鉄道トンネルの中にも自由に入ることが
できます!
こうした体験ができることも
廃線跡の魅力の1つです😊
また、廃線敷の周辺を見渡すと
このように「なぞなぞ」をしながら
自然の勉強ができる仕掛けもあります。
全部で10問の「樹名板」があるので
ゆっくりと問題を探しながら、廃線敷を
歩く事もできます!
かつての遺構や渓谷の風景、
そして自然を満喫しながら30分ほど
歩くと「親水広場」に到着します!
この親水広場は休憩所にもなっていて、
入口からは1.3kmの場所にあります!
親水広場では川原に出ることもでき、
渓谷の風景の中で川遊びもできますよ!
この親水広場から少し進んだ場所には
渓谷の風景を座って楽しむことができる
「展望広場」もあります!
この場所でお弁当を食べながら
渓谷の風景を楽しむのも良いですね😊
廃線敷はこの先も続いていますが、
懐中電灯等の光を発する物が無いと
絶対に進めないトンネルがあります(^o^;)
また、途中にトイレも無いので、入口へ
引き返すならこの場所かなと思います!
もし廃線敷を気軽に楽しみたい方は
武田尾側の入口から展望広場を目的地とし
て散策する事が良いかもしれませんね(^^)
展望広場→生瀬側の入口
展望広場より先へ進むとさっそく、
懐中電灯やライトが無いと進めないような
長いトンネルがあります!
6号トンネル(307m)
この暗闇の中を約300mも歩きます😱
一応 スマホのライトでも歩けますが、
「暗闇の中で人間は真っ直ぐ歩けない」
という事がよく分かりました(^o^;)
出口の見えない暗闇を歩き続け、
光が見えたときの安心感は凄いですよ!
トンネルを抜けた先には当時の橋梁である
第2武庫川橋梁があります。
かつてはこの橋梁の上に線路があり、
列車が武庫川渓谷を駆け抜けていました!
橋梁を渡り更にトンネルを抜けると
見晴らしの良い場所へと出ます!
この場所で流れる武庫川を眺めながら、
野鳥の囀りを楽しむことができました!
しかし、楽しい時間もここまで。。
この先には廃線敷で一番長いトンネルが
皆さんを待ち受けています!
その距離はなんと414mです。
先が見えない暗闇の中をなんと
約400mも歩き続けることになります😱
4号トンネル(414m)
覚悟して挑みましょう!
トンネルを抜けると、再び渓谷の風景を
眺めながら先へと進みます!
廃線敷には当時の制限速度標識も
残されていました!
ここまで廃線敷を進むと、
最後のトンネルが遠くに見えてきます。
新4号トンネル(318m)
このトンネルを抜けると、
廃線敷も残りわずかとなりますよ!
この渓谷らしい風景の中を進み、
遠くに国道の高架橋が見えると
もうすぐ生瀬側の入口に到着します!
ところでゴールに向かう前にひとつ、
ここまでの散策道の写真を見て
道のりが平坦な事に気が付きましたか??
実は武庫川渓谷の散策道には
「急な坂道」はどこにもありません。
では、なぜ散策道には
「急な坂道」が全く無いと思いますか?
実は鉄道は急な坂道を登れないので、
かつて線路があった廃線敷もほとんど
平坦な道のりとなっています(^^)
廃線敷を楽しみながら歩くこと2時間30分
出口でもある生瀬側の入口に到着です!
全体を通して平坦な道のりが続くので、
家族連れの方も元気に歩けるような
渓谷の楽しいハイキングコースでした!
私も渓谷の風景を眺めながら進み、
時にはウグイス等の野鳥の鳴き声を聞きな
がら楽しく散策できました😊
廃線跡でこんなにも楽しいハイキングが
できるなんて最高の気分です✨
特に鉄道や自然の風景が好きな方には
きっと思い出に残る1日が過ごせること
間違いなしのハイキングコースですよ!
都会の近くにある本格的な廃線跡は
全国的にもかなり貴重な場所なので、
興味があればぜひ行ってみてくださいね!
旧福知山線廃線敷
~アクセス~
JR福知山線「生瀬駅」
大阪駅より宝塚・新三田方面に向かう
普通列車 又は区間快速が便利です。
(丹波路快速と快速列車は通過します)
廃線敷を全て歩く予定の方は、
生瀬側の入口から武田尾へ向かうルートを
選ぶ人が多いそうですよ!
ちなみに生瀬駅から廃線敷の入口までは
約1kmあります。
駅前には廃線敷への案内図があるので
必ず確認してから向かいましょう!
桜の生瀬駅
JR福知山線「武田尾駅」
大阪駅より宝塚・新三田方面に向かう
普通列車 又は区間快速が便利です!
(丹波路快速と快速列車は通過します)
武田尾側の入口には食べ物屋さんもあるの
で、廃線敷をお手軽に楽しみたい方は
武田尾で降りる事がオススメです!
桜とJR福知山線223系
いかがでしたか??
特に桜や紅葉の季節になると廃線敷は
たくさんの行楽客で賑わうそうです!
桜の季節は残念ながらもう終わりましたが、紅葉の風景もきっと圧巻でしょう。
関西の本格的な廃線敷は、
鉄道が好きな私には堪らない聖地でした!
そして鉄道に興味の無い人も楽しめる
とっておきのハイキングスポットだと思い
ます😊
家族や友人達と、そして一人旅の方も
温かくて過ごしやすい春の休日はぜひ、
旧福知山線廃線敷で楽しみましょう
今回もありがとうございました!
良ければ読者登録をお願いします!
おまけ
関西の秘境 武田尾駅
武田尾駅は都会の秘境駅として、
鉄道好きの方に人気のある駅です!
なんと山と山の間に駅があるという
少々、特殊な場所にあります。
ですが、これだけでは秘境駅として
それほどオススメできません。
この駅のほんとうに凄いところは
武田尾駅の「構造」です!
なんと駅のホームの半分は橋の上にあり、
もう半分はトンネルの中にあります(^^)
もちろん、停車する列車も
一部は橋の上、そしてトンネルの中に
停まりますよ!
武田尾駅に停車中の223系
武田尾駅は
この駅の構造と周辺の景色から日本有数の
秘境駅としてかなり人気のある駅です!
旧福知山線廃線敷に訪れた際はぜひ、
この武田尾駅も忘れずに訪れましょう!
観光情報
旧福知山線廃線敷
西宮観光協会
https://nishinomiya-kanko.jp/fukuchiyamasen_haisenjiki2019/
兵庫県観光サイト
https://www.hyogo-tourism.jp/course/73
ここまで読んでくださり
ありがとうございました!!
また次回の旅もよろしくお願いします😊
撮影 2023年4月2日