岐阜県屈指の絶景路線!
飛騨川に沿って進む「JR高山本線」で
絶景を眺める鉄道旅に出かけよう!
こんにちは!雨男です!
今回は高山本線「高山~美濃太田」間の
車窓風景を紹介します!
●JR高山本線について
JR高山本線は岐阜県「岐阜駅」から、
飛騨の観光地である「高山駅」を経由して
富山県「富山駅」に至る路線です!
岐阜駅から富山駅までの全区間が
「非電化・単線」となり、
運行される列車は主に気動車です!
また、高山本線といえば「JR東海」
というイメージが強い鉄道路線ですが、
「岐阜駅~猪谷駅」間はJR東海、
「猪谷駅~富山駅」間はJR西日本が
それぞれ路線を管轄しています!
ちなみに前回のブログでは
「富山~高山」間を紹介しています!
良ければ前半も見てくださいね!
https://ametetsu.com/entry/2024/02/10/070000
それではさっそく、
富山駅から続くJR高山本線の鉄道旅
旅の終盤となる後編をお楽しみください!
鉄道旅に出かけよう!
~JR高山本線「高山ー美濃太田」~
普通「美濃太田行」キハ25系(高山駅)
高山駅で普通「美濃太田行」の列車に
乗り換えて再び飛騨路を進みます!
飛騨一ノ宮駅
飛騨一ノ宮駅を出発すると、
高山盆地から高山本線の最高地点である
「宮峠」へと一気に駆け登るために
通称「宮の大カーブ」と呼ばれる
大きなカーブを通過しながら標高を稼いで
山間部へと進みます!
「宮の大カーブ」通過後の車窓風景
車窓正面には先ほど停車した
「飛騨一ノ宮駅」があります!
ここから隣の「久々野駅」へ向けて
峠を越える「宮トンネル」へと入ります!
「位山分水嶺」
高山本線「宮トンネル」走行中に
「位山分水嶺」を通過します!
約2kmの「宮トンネル」を境に
日本海へと流れる「神通川水系」から
太平洋へと流れる「木曽川水系」になり、
トンネルを抜けると、
木曽川水系の1つ、太平洋へと流れる
「飛騨川」の風景へと変わります!
●飛騨川 車窓風景①
「久々野~渚」
高山本線「渚駅」
珍しい駅名ですが、実はお隣の
長野県松本市にも「渚駅」があります!
長野県「渚駅」(アルピコ交通 上高地線)
●飛騨川 車窓風景②
「飛騨小坂駅~下呂駅」
上呂駅にて「特急ひだ」と行き違い
この上呂駅を過ぎると山間部を抜けて
飛騨街道の宿場町「萩原町」へと入ります
飛騨萩原駅
「萩原町」はしだれ桜や萩原グルメ等々、
「飛騨の隠れた観光地」として人気のある
場所です!
そして「飛騨萩原駅」を過ぎると
再び列車は山間部へと進みます!
山を抜けて飛騨川を渡ると、
温泉地として有名な下呂温泉の最寄り駅
「下呂駅」へと到着します!
下呂駅
車窓から眺める「下呂」の町並み
下呂駅から先は再び山間部を進みます。
高山本線の中でも特に下呂から下麻生まで
は険しくも美しい渓谷が続きます。
●景勝地「中山七里」
下呂駅から飛騨金山駅までの渓谷は
白い岩肌の巨岩や奇岩が連なる
「中山七里」と呼ばれる景勝地です!
「下呂~飛騨金山」
福来信号場(焼石~飛騨金山)
「下平ダム」(焼石~飛騨金山)
下平ダム上流側にある橋梁は
多くの鉄道ファンが列車撮影に訪れる
高山本線を代表する撮影地です!
●車窓風景「飛騨金山~白川口」
●「飛水峡」
白川口駅から上麻生駅までの区間は
奇石や怪石等の変化に富んだ景観が見所の
「飛水峡」と呼ばれる峡谷区間です!
全長約12kmにも渡る険しい峡谷は、
高山本線の中でも屈指の絶景区間です!
「白川口~上麻生」
一方で、美しい景色が人気の「飛水峡」は
時には自然災害の危険地帯となります。
中でも1968年8月に発生した
「飛騨川バス転落事故」は日本最大の死者
数を出したバス事故となりました。
飛騨川バス転落事故
(負傷者3名・死者104名うち未発見者8名)
事故の命運を分けた「白川口駅」
事故の詳細が気になる方は
飛騨川バス転落事故を調べてみましょう
そして、この飛水峡を抜けると
富山県から続いた長い鉄道旅も
いよいよエンディングを迎えます。
●鉄道旅の終盤へ
下呂駅から続く険しい渓谷を抜けると、
富山県から続いた「飛騨高地の鉄道旅」も
終わりへと近づきます。
下麻生~中川辺
下麻生駅を過ぎると
列車は山間部から平地へと進み、
車窓から住宅地が見えてくると
旅の終わり「美濃太田駅」に到着です!
美濃太田駅
富山県「富山駅」から
猪谷駅、そして高山駅を経て
岐阜県「美濃太田駅」まで約5時間半
これにて、飛騨高地を巡る
「高山本線 鉄道旅」の完結です!
いかがでしたか?
ちなみに前回のブログでも紹介しましたが
高山本線では便利な「特急ひだ号」が
「名古屋~高山~富山」を走行します!
所要時間は富山駅まで約4時間、
高山本線の鉄道旅に興味のある方は
ぜひ、「特急ひだ号」で旅に出ましょう!
ちなみに1日1本!
大阪発高山行の「特急ひだ」もあります!
関西からでも乗車可能ですよ!
もちろん普通列車の旅もオススメです!
これから発売される春の青春18きっぷを
利用して高山本線に乗ってみましょう!
今回はこれにて終了です!
ここまで読んでくださりありがとうござい
ました(^^)
また次回もお楽しみに!!
●おまけ「高山線ガチャ」
高山本線を走行する「キハ25系」には
実は「当たり」と「ハズレ」が存在します
「当たり」のキハ25系(1次車)
「ハズレ」のキハ25系(2次車)
ちなみに鉄道が好きだと、
列車を見ただけで「当たり」と「ハズレ」
が区別できるのですが分かりますか??
注目すべきは車両前面の窓上にある
「LED式表示器」の数です!
当たり車両は「2枠」
ハズレ車両は「1枠」
他にも「車体の凸凹」等の見分け方はある
のですが、個人的に簡単な見分け方法とし
てはこれだと思います!
それではいったい
何が「当たり」「ハズレ」なのか??
答えは車内の「座席仕様」にあります!
「ハズレ車両(2次車)」の座席は
長時間の旅に不向きな「ロングシート」
一方で「当たり車両(1次車)」の座席は
快適な「転換式クロスシート」です!
高山本線を普通列車で移動すると
基本的に約2~3時間は掛かります!
この長い乗車時間を
「ロングシート」で過ごすか?
「クロスシート」で過ごすか?
どちらが快適なのかは明白ですね!
どの車両に当たるのかは当日の運用次第、
これが巷で噂の「高山線ガチャ」です!
ちなみに高山本線で運用されるキハ25系は
ネットによると全13編成
そのうちの5編成が
「当たり車両(クロスシート)」という
情報があります。
例えば、所要時間が約5時間半を要する
岐阜発 猪谷行きの普通列車に
「ハズレ車両」が充当されると阿鼻叫喚。
「当たり車両」が充当されると
感謝感激雨あられ!!
高山本線を鉄道旅をするなら
この「高山線ガチャ」に勝つか負けるかで
貴方の運命が決まります!
そんなちょっと面白い要素があるのも
「高山本線 鉄道旅」の魅力の1つです(^^)