長閑な田園風景に佇む木造駅。
山田洋次監督が絶賛した美しい駅舎へ
寅さんに思いを馳せる鉄道旅をしましょう
こんにちは!雨男です!
仕事のゴタゴタで2ヶ月ほど投稿できませ
んでしたが、ようやく落ち着きました(^^)
久しぶりの投稿となる今回は
岡山県にあるJR因美線「美作滝尾駅」を
紹介します!
戦前から残る美しい木造駅舎、
そして「寅さん」の聖地でもある当駅へ、
鉄道に乗って旅をしましょう!
秘境駅に行こう!
~岡山県 美作滝尾駅~
●美作滝尾駅について
今回紹介する「美作滝尾駅」は
岡山県津山市堀坂にある駅です!
JR因美線「美作滝尾駅」
1928年(昭和3年)に開業したこの駅は
現在も開業当時の姿を残しており、
鉄道ファンや写真家に人気のある駅です!
また、戦前に建築された古い木造駅舎は
2008年に国民的財産として評価され、
「登録有形文化財」に登録されました!
それではここから先は
文化財として登録されている
「美作滝尾駅」の駅構内を紹介します!
●今尚残る、当時の風景
駅ホーム
ホームに停車中の普通列車(キハ120系)
ホームでは綺麗な花が出迎えてくれます!
出札口
手小荷物貨物取扱所と切符売場
駅務室
待合室
待合室の木製ベンチから構内を見渡すと、
まるで開業当時から時間が止まっているよ
うな気分になります!
また、木造の待合室から眺める桜の風景や
改札口から見える田園風景がとても素敵で
した(^^)
いかがでしょうか?
田園風景に佇む小さな木造駅での時間は
まるで美しい芸術品を眺めるかように
心を鷲掴みにされます(^^)
それ程までに美作滝尾駅は
魅力溢れる秘境駅となっていますよ!
そして、ブログ冒頭でも紹介しましたが
この美作滝尾駅は「男はつらいよ」の
シリーズ最終作に登場します!
●「寅さん」の聖地
主演 渥美清、監督 山田洋次
柴又駅をメインに全国のローカル駅が登場
する大人気シリーズ「男はつらいよ」
日本各地の美しい風景を背景に描く
「フーテンの寅」こと車寅次郎の人情喜劇
は今でも根強いファンがたくさんいます!
寅さんも歩いたこの美作滝尾駅には、
「寅さん」に思いを馳せようと
全国からファンが訪れるそうですよ!
駅前にはロケの記念碑があります
作品の冒頭、寅さんはこの切符売場で
中国勝山駅までの切符を購入しました
中国勝山駅(JR姫新線)
列車を待つホームでは寅さんが
トンボの目を回すシーンがあります。
美作滝尾駅のホームでは寅さんの真似をす
るファンの方もいるのでしょうね!
最後に撮影の合間に渥美清さんも座ったで
あろう待合室の木製ベンチです。
渥美清さんが過ごした駅構内には
きっと寅さんファンにとっては堪らない
思い出が詰まっているのでしょう(^^)
ちなみに「男はつらいよ」の最終作に
「美作滝尾駅」が登場した理由として
以下のような逸話が残されています。
撮影当時、津山市のロケでは渥美清さんが
出演する予定はありませんでした。
しかし、山田洋次監督が寅さんが似合う駅
として美作滝尾駅を大そう気に入ったこと
で渥美清さんの出演が決まりました。
その後、県北での撮影にも渥美清さんが
登場することになりました。
この逸話は駅の待合室にも残されています
大人気シリーズ「男はつらいよ」の
撮影とあって小さな田舎町である堀坂には
大勢の見物客が訪れたそうです。
晩年、大病を抱えた渥美清さんが
命を懸けて撮影に挑んだ当時の様子が
今でも大切に残されていました。
●待合室に残る「寅さん」の記憶
この撮影から1年後の1996年、
大病を患いながら最後まで寅さんを演じき
った渥美清さんは天国へと旅立ちました。
渥美清さんが天に旅立った翌1997年、
山田洋次監督は美作滝尾駅に訪れた際に
次のような言葉を寄せたそうです。
寅さんと共に日本中の駅を見てきました
が、美作滝尾駅ほど美しい駅はもう日本の
どこにもありません。
故郷の香りが立ち込めるような
日本の良き時代のシンボルのようなこの駅
が永遠にそのままであってくれることを
寅さんと共に心から願ってやみません。
病気により少しでも渥美清さんをゆっくり
させたかったであろう山田監督が
無理を承知の上で出演をお願いした駅です
全国の駅を探し回った山田監督にとって、
岡山県の田舎町で見つけた美作滝尾駅は
それ程までに衝撃的だったのでしょうね。
それでは最後に、山田監督が絶賛した
日本の原風景に佇む美作滝尾駅と駅周辺の
風景を紹介します。
渥美清さん、そして寅さんも眺めた
美しい田園風景をご覧下さい。
●美作滝尾駅
~渥美清と寅さんが眺めた風景~
駅前通り
堀坂の町並み
加茂川
田園風景に佇む美作滝尾駅
ローカル線にある小さな秘境駅、
しかしながら日本の原風景と戦前の
木造駅舎を楽しめる美しい駅です。
この奇跡のような美しい駅は
所在地である堀坂の住民の皆さんの
清掃活動によって成立しています!
無人駅にも関わらず、
戦前の古い駅舎が開業当時の綺麗な姿を
留めているのは本当に凄いことですね(^^)
長閑な田園風景に佇む美作滝尾駅、
願わくは、いつまでも残してほしい
岡山県にある小さな木造駅舎の秘境駅
そして今日もこの小さな田舎町の駅には
様々な思いを乗せて列車が到着します。
山田洋次監督が絶賛した美しい駅舎と、
渥美清さん、そして寅さんが歩いた
美作滝尾駅へ皆さんも旅をしませんか?
新しい命が芽吹く春の秘境駅へ
貴方も鉄道旅へ出かけましょう(^^)
今回のブログはここまでとなります!
久しぶりの投稿となりましたが、
いかがでしたか?
少し生活も落ち着いたので
今月はあと2つ程投稿できることを目標に
何とか新年度も頑張りたいですね(^^)
それでは、
また次回の鉄道旅もお楽しみに!
ここまで読んでくださり
ありがとうございました!!
●美作滝尾駅 アクセス
岡山駅より
JR津山線の列車乗車して「津山駅」まで
行きましょう!
津山駅にて
JR因美線の列車で約15分です!
*美作滝尾駅では交通系ICカードは
使用できません。
津山駅に停車中の
JR因美線車両(キハ120系)
尚、JR因美線は運行本数が
かなり少ないローカル線です(^o^;)
一度、途中下車すると
「2時間」は列車が来ないので
訪れる際は計画をしっかり立てましょう!
美作滝尾駅 時刻表
津山駅から美作滝尾駅までの
往復のどちらかをタクシーで移動すること
も視野に入れると良いかもです!
また、駅周辺にはコンビニ等も無いので
食料やトイレには十分に気をつけましょう
●美作滝尾駅 情報
岡山観光WEB
https://www.okayama-kanko.jp/spot/10602
津山市公式サイト
「寅さんが歩いた風景」
https://www.city.tsuyama.lg.jp/s/city/index2.php?id=2821