三重県屈指の秘境線
のんびりと走るローカル線に乗って
日本の原風景を巡る鉄道旅をしましょう!
●紹介路線
JR東海「名松線」
松阪駅~伊勢奥津駅
起点となる「松阪駅」
松阪駅は「JR線」と「近鉄線」が
それぞれ乗り入れています。
名松線「伊勢奥津」方面の列車は
5番ホームから出発します。
列車は上下線共に2時間に1本
乗り遅れないようにしましょう!
●運行列車
普通列車(キハ11系)
JR東海管内で「キハ11系」が走行する
唯一の路線です!
車内は固定クロスシート(トイレあり)
窓が大きいので車窓の景色を
十分に楽しむことができますよ!
それではさっそく列車に乗って
名松線の鉄道旅に出かけましょう!
JR東海「名松線」~車窓風景~
松阪駅を出発した列車は近鉄大阪線に沿う
ように田舎町をのんびりと走ります。
数十分後には車窓から
関西の軽井沢とも言われる「青山高原」
そして一級河川「雲出川」が見えてきます
写真奥に見えるのが「青山高原」です
今回は撮影できませんでしたが、
途中「伊勢八太」付近では前方に
綺麗な青山高原を見ることができますよ!
中間点となる「家城駅」
全区間が単線となる名松線で
上下線の行き違いが可能な駅は
この「家城駅」のみです。
また、この駅では全国でも珍しい
「スタフ閉塞式」によるタブレット交換を
見ることができます!
ちなみに現在のJR各路線で
「スタフ閉塞式」を採用している路線は
JR東海 名松線(家城~伊勢奥津)
JR西日本 越美北線(越前大野~九頭竜湖)
以上の路線のみとなります!
鉄道マメ知識もほどほどに、
家城駅から伊勢奥津へ進みましょう!
家城駅から先、終点 伊勢奥津駅までが
名松線最高の車窓エリアとなります!!
遠くに見える「君ケ野ダム」
ディーゼルエンジンを響かせながら、
山間部の田舎町をゆっくりと走ります。
旅の途中ですが、
皆さんは「奇跡の名松線」という言葉を
聞いたことがありますか?
●奇跡の名松線
名松線は写真の通り、
山間部を走る風光明媚な路線です。
しかし、山間部を走る路線なので
自然災害による被害も受けやすく、
特に2009年10月に襲った台風10号は
名松線「家城~伊勢奥津」間に甚大な被害
を与えました。
元々、JR東海の中でも乗降客数が少ない
路線として廃線の危機もあった「名松線」
通常であれば
廃線や一部廃線は免れない惨状でした。
ですが沿線住民や自治体等の支援により、
名松線は全線復旧の道を歩みます。
そして台風の被害から約6年半後、
2016年3月に全線復旧を果たしました。
赤字路線の全線復旧は全国でも珍しく、
奇跡の復活を果たした名松線は
「奇跡の名松線」と呼ばれています。
線路に壊滅的な被害を受けながら、
今でも車窓から四季折々の風景を楽しむ
ことができるのは本当に奇跡です!
そんな奇跡の復活を遂げた名松線は
乗り鉄が自信を持ってオススメできる
「至高の秘境路線」ですよ(^^)
それでは再び
楽しい鉄道旅を続けましょう
ここから先は名松線を楽しむための
「名松線オススメの車窓風景」を
紹介します!
●名松線オススメ車窓ポイント
「雲出川」と沿線風景
沿線に広がる茶畑
沿線の美杉町は
「お茶」の産地として知られています!
名松線「秋の1枚」
山間部に隠された鉄路
楽しい鉄道旅も間もなく終点です。
沿線の風景を楽しみながら約1時間30分、
列車は終点「伊勢奥津駅」に到着します
●終点 「伊勢奥津駅」
伊勢奥津駅 駅舎
駅前の風景
観光案内所
ここでは地元のお土産や食べ物、
名松線グッズを購入できますよ!
今回の旅はこれにて終了です!
三重県の秘境ローカル線
「名松線」の鉄道旅はいかがでしたか?
沿線に広がる豊かな自然は
まさに「日本の原風景」そのものです
興味があればぜひ、
四季折々の沿線風景を車窓から
眺めてみましょう(^^)
最後に、名松線では交通系「ICカード」は
全区間を通して使用できません。
オススメの乗車方法は
松阪駅で伊勢奥津までの「往復切符」を
購入してから乗車しましょう!
また休日であれば
「青空フリーパス」の対象区間です!
こちらの切符もお得で便利ですよ!
秘境を巡る片道860円の鉄道旅、
今回も良き旅でした(^^)
今回もありがとうございました!
また良ければ見に来てくださいね!