雨男が行く鉄道旅

~旅に出る日はいつも雨模様~

鉄道旅に出かけよう!~大阪モノレール~

 

関西で唯一の空中鉄道

日本一長い距離を走るモノレールで

大都会を眺める鉄道旅に出かけよう!

 

こんにちは!雨男です!

今回は大阪北部地域を走行する

「大阪モノレール」を紹介します!

 

●大阪モノレールについて

 

 

大阪モノレールは、

大阪北部の「門真市・守口市・摂津市

茨木市・豊中市」を結ぶ路線で、

 

「門真市~大阪空港」を結ぶ本線と

「万博記念公園~彩都西」を結ぶ彩都線の

2つの路線があります!

 

大阪モノレール「路線図」

 

大阪モノレール車両

 

1000系(後期車)

2000系

3000系

大阪モノレールの座席は

基本的には全てロングシートです。

(写真は3000系の車内)

 

①大阪モノレールの歴史

 

 

歴史を少し遡ること1990年(平成2年)、

「千里中央~南茨木」間の開業によって

大阪モノレールの運行が始まります!

 

そして4年後の1994年には

「千里中央~柴原(柴原阪大前)」が開業、

 

更に3 年後の1997年、

「柴原~大阪空港」「南茨木~門真市」が

それぞれ開業したことにより、

 

現在の大阪モノレール本線である

「大阪空港~門真市」間が完成しました!

 

 

②元「ギネス記録」路線

 

 

今回のブログは主に本線の紹介となり

「彩都線」は割愛させていただきますが、

 

1998年に「万博記念公園駅」から

「阪大病院前駅」まで彩都線が開業し、

営業距離が21.8kmとなったことで

 

当時においては

「世界で一番長いモノレール」として

ギネス記録にも認定されました(^^)

 

その後、2007年に彩都線が延伸した事で

営業距離が28.0kmと更に距離が長くなり

ましたが、

 

2011年に中国「重慶市」で

営業距離39.1kmのモノレールが開業した

ことで現在は世界2位となっています!

 

ちなみに、日本国内では

国内2位となる東京モノレール(17.8km)を

遥かに上回る国内最長路線です!

 

 

以上が今回紹介する「大阪モノレール」の

簡単な歴史と解説になります(^^)

 

 

それでは説明もほどほどに、

ここからは「大阪モノレール」に乗って

空中散歩に出かけましょう!

 

 

鉄道旅に出かけよう!

~大阪モノレール~

 

 

今回は門真市にある「門真市駅」より

「大阪空港」に向けて乗車します!

 

私が乗車した車両は

大阪モノレール「2000系」

眺め良し!見通し良し!

それでは「大阪空港」へ向けて

モノレールの旅を楽しみましょう!

 

 

●門真市→大日駅→南摂津駅→摂津駅

 

 

大日駅(守口市)→南摂津駅(摂津市)

 

淀川通過

淀川を渡り守口市から摂津市へ!

 

南摂津駅→摂津駅

 

南摂津駅から摂津駅にかけて

進行方向「右側」に新幹線車両基地や

貨物ターミナルが見えてきます!

鳥飼車両基地 (山陽・東海道新幹線)

運が良ければ走行する新幹線を

「上から目線」で見ることができます!

空中を走るモノレールの特権ですね(^^)

 

ちなみに鳥飼車両基地に停車中の車両は

左から「N700A・N700a・N700S」

 

鉄道好きであればきっとこの写真を見て

拍手を贈るであろう光景です!

 

大阪貨物ターミナル

新幹線の車両基地を過ぎると、

次にJR貨物「大阪貨物ターミナル」が

同じく進行方向「右側」に見えてきます!

 

新幹線と貨物列車を同時に拝める

「南摂津~摂津」間は、鉄道好きな方には

ぜひ見てほしいオススメの区間ですよ(^^)

 

この大阪貨物ターミナルを過ぎると

「安威川」を渡り摂津駅へと到着します!

 

●摂津駅→沢良宜駅→南茨木駅

 

 

摂津駅から沢良宜(さわらぎ)駅の間で

摂津市から「茨木市」に入ります!

 

摂津駅→沢良宜駅

右側車窓(寝屋川市・枚方市方面)

左側車窓(茨木市・吹田市方面)

沢良宜駅→南茨木駅

「阪急京都線 南茨木駅」

南茨木駅では「サン・チャイルド」という

東日本大震災からの復興を祈願した

モニュメントが出迎えてくれます!

 

●南茨木駅→宇野辺駅→万博記念公園駅

 

 

南茨木→宇野辺駅

 

大阪貨物ターミナル線

JR京都線の複々線

ここで「複々線」にちなんだ

鉄道豆知識を1つ紹介すると、

 

JR路線の複々線区間では

主に近距離(快速・普通等)列車が

走行する線路は「電車線」

 

長距離(特急・新快速・貨物等)列車が

走行する線路を「列車線」と呼びます!

 

JR西日本では基本的に

特急や新快速が走る「列車線」は外側、

快速や普通列車が走る「電車線」は内側に

線路が敷かれています!

 

また、JR西日本の複々線は

滋賀県「草津駅」から兵庫県「西明石駅」

にかけて「120.9km」も続きますが、

 

この「120.9km」という距離は

「日本で一番長い複々線」となっています

 

 

宇野辺駅→万博記念公園駅(吹田市)

 

茨木市から「吹田市」に入り、

万博記念公園駅に近づくにつれて

複合施設や「太陽の塔」が見えてきます!

 

パナソニックスタジアム

OSAKA WHEEL

エキスポシティの大観覧車である

「OSAKA WHEEL」は、

全高123mと日本一の高さを誇ります!

 

万博記念公園「太陽の塔」

大阪のシンボルである「太陽の塔」は

大阪モノレールの沿線である

この万博記念公園で見ることができます!

 

 

●万博記念公園駅→山田駅→千里中央駅

 

 

万博記念公園駅→山田駅

 

万博記念公園駅を境に、

大阪北部の「丘陵地域」へと進みます!

阪急千里線

 

山田駅→千里中央駅(豊中市)

 

山田駅と千里中央駅の間で、

吹田市から「豊中市」へと入ります!

大阪メトロ御堂筋線でお馴染みの

「千里中央」はこのような場所ですよ!

 

●千里中央駅→小路駅→柴原阪大前駅

 

 

*車窓オススメ区間!!

 

千里中央駅を出発すると、

柴原阪大前駅にかけて進行方向「左側」に

「大阪の街並み」が車窓に広がります!

 

車窓に広がる「大阪の街並み」

「梅田スカイビル」はもちろん、

天気が良ければ「あべのハルカス」も

車窓から見ることができます(^^)

 

ちなみに夜になると、

このような景色となります!

眺望に優れたこの区間は

大阪モノレール本線の中で

「最もオススメできる区間」です!

 

大阪モノレールに乗車した際は、

ぜひともこの「眺望区間」から

「大阪の街」を眺めてみてください(^^)

 

 

●柴原阪大前駅→蛍池駅→大阪空港駅

 

 

柴原阪大前駅→蛍池駅

 

柴原阪大前駅を過ぎると

終点となる大阪空港の管制塔や、

離着陸する航空機が見えてきます。

大阪モノレール「最急カーブ」

蛍池駅に到着する手前で、

大阪モノレールで「最急カーブ」となる

半径100mのカーブを進みます!

 

阪急宝塚線「蛍池駅」

 

蛍池駅→大阪空港駅

 

蛍池駅

蛍池駅の次は

終点となる「大阪空港駅」です!

 

蛍池駅と大阪空港駅は

ほぼ平行に向かい合った位置にあるので、

 

蛍池駅を出発すると、大阪空港駅へ向けて

分度器の曲線をなぞるように進みます!

 

左側車窓

 

「阪急 豊中駅方面」の街並み

大阪(伊丹)空港の滑走路

大阪(伊丹)空港「南ターミナル」

滑走路や空港ターミナルが見えてくると

終点「大阪空港駅」です!

 

終点「大阪空港駅」

門真市駅から大阪空港駅にかけて、

約38分の空中散歩はこれにて終了です!

 

大阪モノレールの本線となる

「門真市~大阪空港」間の車窓風景は

いかがでしたか??

 

それではここからは先は

大阪モノレールに乗りたくなるような

オススメの情報を教えます!

 

 

●オススメ情報

 

 

①大阪モノレールの「特等席」

 

 

大阪モノレールの車内には

2席だけの「特等席」があります!

 

その特等席というのが

乗務員室の後ろにあるこちらの座席です!

「空中散歩」を最前席で楽しめる

小さなお子様や、鉄道好きには堪らない

最高のプレミアムシート!

 

もちろん特別な料金は要りません!

 

また、大阪モノレールでは

最大勾配「50パーミル」となるような

山岳鉄道並みの急勾配が複数あるので、

 

前面から線路を眺めると

まるでジェットコースターのような気分を

楽しめる路線です!

 

大阪モノレールに乗車した際は、

ぜひ最前席で前面展望を楽しみましょう!

*注意

 

各方面共に、「特等席」からは

進行方向「右側」の景色を見ることが

できないので注意しましょう!

 

 

②オススメの途中下車駅

 

 

大阪モノレールで

一番オススメできる途中下車駅といえば

やはり「万博記念公園駅」です!

 

駅を降りるとそこは

万博記念公園やエキスポシティ等、

北大阪屈指の人気エリアとなります!!

 

エキスポシティ

このエキスポシティへと続くスロープでは

「太陽の塔」や「観覧車」を背景に

モノレールを間近で見ることが可能です!

目の前を通過するモノレールに

小さなお子様も大興奮でしょう(^^)

 

そして、鉄道ファンの目線で見ると

「万博記念公園駅」では

日本で唯一の光景を見ることができます!

 

その日本で唯一の光景というのが、

モノレールの本線と支線が分岐する

特殊で複雑な「分岐システム」です!

 

冒頭でも紹介しましたが、

万博記念公園駅では本線と支線である

「彩都線」の2線路が乗り入れます!

 

本線(内側)と彩都線(外側)

万博記念公園駅ホーム

万博記念公園駅のホームは

両側に本線、真ん中に彩都線と

2面3線式のホームとなっています!

 

大阪の駅で例えると、

ユニバーサルシティ方面の乗換駅となる

「JR西九条駅」と同じ構造です!

 

鉄道において

「本線」と「支線」が乗り入れるのは

ごく普通の光景となりますが、

 

実は「支線を有するモノレール」は、

日本全国どこを探しても

この「大阪モノレール」だけです!

 

なので、モノレールの本線と支線を

分岐させる「分岐構造」というのは、

 

日本で「万博記念公園駅」だけでしか

見ることができない特殊な光景ですよ(^^)

 

ぜひこの日本で唯一の分岐構造を

駅ホームや、駅前のスロープから

眺めてみましょう(^^)

 

駅ホームより撮影

駅前スロープより撮影

 

③お得な乗り放題切符

 

大阪モノレールでは、

お出かけに便利なお得な切符が

いくつか販売されています!

 

その中で今回、皆さんに紹介するのが

「北急・モノレール京都おでかけきっぷ」

阪急「宝塚線・京都線・千里線 等々」

大阪モノレール「全区間」

北大阪急行「江坂~箕面萱野」

 

以上の区間が

なんと「1200円」で終日乗り放題です!

 

特に阪急京都線の沿線から、

大阪モノレール沿線にお出かけする際は

間違いなく「神切符」となります(^^)

 

販売期間は2024年6月16日までなので、

気になる方は駅窓口で購入しましょう!

 

 

●最後に

 

 

写真で眺める

大阪モノレールの旅はいかがでしたか?

 

ちなみに、日本国内において

「モノレール」はかなり珍しい鉄道と

なりました。

 

2024年現在、

日本国内で乗車できるモノレール路線は

僅か「8路線」しか営業しておらず、

 

その中で、「大阪モノレール」は

関西で乗車できる唯一のモノレール路線

となります!

 

更に補足情報を加えると、

2024年4月末に広島県広島市の

「スカイレール」が廃止となったことで、

 

本州西側で乗車できるモノレール路線は

「大阪モノレール」だけとなりました!

 

大阪を走る「大阪モノレール」は

それだけ、貴重な鉄道なのですよ(^^)

 

モノレールに乗りたくなったらぜひ、

日本最長モノレール路線である

「大阪モノレール」に乗ってみましょう!

 

 

今回のブログはこれにて終了です!

ここまで読んでくださりありがとうござい

ました(^^)

 

また次回もお楽しみに!!

 

 

「北急・モノレール京都おでかけきっぷ」

 

大阪モノレール

https://www.osaka-monorail.co.jp/ticket/value/21

 

阪急

https://www.hankyu.co.jp/ticket/otoku/013054.html

 

北大阪急行(PDF)

https://www.kita-kyu.co.jp/train/ticket/value/images/2024kyotoodekake.pdf

 

 

おまけ

 

 

●日本のモノレール路線一覧

 

 

関東地方

 

・東京モノレール(東京都)

・多摩モノレール(東京都)

・千葉モノレール(千葉県) 

・ディズニーリゾートライン(千葉県)

・湘南モノレール(神奈川県)

 

関西地方

 

・大阪モノレール(大阪府)

 

九州・沖縄地方

 

・北九州モノレール(福岡県)

・ゆいレール(沖縄県)